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●「野良犬」  4.   (104行)
                (7)  どれくらいの時間、ベンチに寝転んでいたのかわからない。ずいぶん長い時間 そうしていた。やたら歩き回っても腹が減るばかりである。
◆CFM「空中分解」 #0120 1987/ 2/16


●「野良犬」  5.   (109行)
                (9)  三好の家の近くまでくると、警官がうろうろしていた。焼け跡の調べがまだ終 わってないのだろう。吾郎はあわてて物陰に隠れた。
◆CFM「空中分解」 #0121 1987/ 2/16


●「野良犬」  6.   (142行)
                (11)  その夜、良子のアパートから出てきた男が車でどこかへ走り去った。その後を 黒い車が尾行していったのを確かめると、吾郎はアパートのドアをノックした。
◆CFM「空中分解」 #0122 1987/ 2/16


●「野良い犬」  7.   (155行)
                (13) 「つまり、主犯は良子で、亭主はただ言われる通りに動いていただけということ でしょうか?」  若い木島刑事は、斎藤警部に質問した。三好宅に放火をして、保険金詐取をた
◆CFM「空中分解」 #0123 1987/ 2/16


●  「夢」        山辺馬鹿人   ( 56行)
 彼は今、とても冷静になれる気分ではなかった。 就職は希望どおりの大企業に決まり前途揚々の彼にとって、今日という日の大切さは計り知れない。 そう、卒業をかけた英語の試験があと30分後にせまっている。彼は、大学への坂道を急いでいるのだった。
◆CFM「空中分解」 #0124 1987/ 2/16


●革命前夜、星降る夜... by SELEST   (100行)
    革命前夜、星降る夜...   橋詰流亜   87/1/8作  初めての地上は、とても、とても寒かった。クローン少女は、ぶるっと震えた。 しかし、17年間の地下都市での幽閉から、革命兵士の手で解放された現在、少
◆CFM「空中分解」 #0125 1987/ 2/17


●心の扉を開けて... by SELEST   (101行)
        『 心の扉を開けて... 』  橋詰流亜       #1 掴みそこねたものは...  赤鉛筆を握り締めた男の手が汗ばんでいる。男は決死の表情で印をつけた。
◆CFM「空中分解」 #0126 1987/ 2/17


●〔〔〔〔〔長篇散文詩 魔の満月   緑字斎〕〕〕〕〕   (172行)
****************************** 長篇散文詩 魔の満月 直江屋緑字斎 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆CFM「空中分解」 #0127 1987/ 2/17


● 「 教室 」  山辺馬鹿人   ( 36行)
 ふと目がさめれば、学校の教室の片隅にすわっていた。 「やけに暗い教室だな。」 と、思った。 先生は、いつものように厳しい顔付きで怒鳴っている。 「いいですかっ!!あんたたちはこの6年間、何のために勉強して来たのです。大空にはばたくためでしょう。今からがかんじんなのですよ。上に行ってもがんばりなさい。明る
◆CFM「空中分解」 #0128 1987/ 2/18


●  「ウイスキー」          山辺馬鹿人   ( 64行)
「久し振りに、どうだい ?」 長山に呼ばれた私は、彼を訪ねることにした。 彼は、いつものようにウイスキーで私をでむかえてくれた。 「このウイスキーにはねぇ・・・」
◆CFM「空中分解」 #0129 1987/ 2/20


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