AWC 検索結果
11904件が見つかりました。301件から310件目です。

●詩篇 空中の書11     直江屋緑字斎   ( 37行)
<古い砂 37行>    古い砂 砂上の皺(しわ)に数十億の蜜蜂が群っている 独り涸(かわ) いた丘陵を駈けたのは瞬時の眩惑(げんわく)であったのだろう
◆CFM「空中分解」 #0304 1987/ 9/ 2


●鉄十字章  1   ( 74行)
「シュタイナ−。あんたにいい知らせがあるぜ」 まだ朝霧の晴れぬ森の中でノイマンが走り寄って来て言った。息を切らせながら。 「連隊本部であんたに鉄十字章を受章させるそうだ。」
◆CFM「空中分解」 #0305 1987/ 9/ 4


●鉄十字章  2   ( 73行)
勢いにのったフランス兵たちが後を追い掛けてくる。シュタイナ−は時々振り向きざまに発砲するが,敵兵誰一人として,身を伏せたり,木の陰に身を隠そうとする者はいない。
◆CFM「空中分解」 #0306 1987/ 9/ 5


●『贈り物ありがとう』−秋本 87・9・6   ( 80行)
 そのK駅始発、快速特急に我先に乗り込んで来た客達の間には、座席に座れた者、  座れなかった者、並んでいた時点からすでに座ることをあきらめていた者など、そ
◆CFM「空中分解」 #0307 1987/ 9/ 6


●リレーA>第12回 潜伏  AWCの隠れファン   ( 93行)
 それから数カ月、新聞を賑わすような出来事は起こらなかった。高倉源三は心筋梗塞 による死亡、ナオミは新人類の理由なき蒸発事件ということになった。ナオミの母はい
◆CFM「空中分解」 #0311 1987/ 9/ 6


●リレーB>第10回   そろう面々       AYASE   ( 95行)
 ジャンさんの導くままに洞窟を進む。 歩いているうちに、心が落ち着いてきた。  ここは、もしかしたら「鬼門の門」かもしれない洞窟。 だから、何があっても
◆CFM「空中分解」 #0312 1987/ 9/ 7


●鉄十字章  3   ( 86行)
鉄十字章をシュタイナ−が受章してから1週間もたたないうちに,今の壕を捨てて前進せよという命令が下された。彼らの維持する地区はソ連軍が頑強に抵抗を続けていたために
◆CFM「空中分解」 #0313 1987/ 9/ 7


●詩篇 空中の書12     直江屋緑字斎   ( 24行)
<道 24行>    道 夕暮どきともなると、樹々のざわめきの奥に見え隠れする獣の対 になった姿をみとめることもある。 館まで小一時間ほどの細い道を、そんな獣たちの挙動を盗み見し
◆CFM「空中分解」 #0319 1987/ 9/ 8


●詩篇 空中の書13     直江屋緑字斎   ( 35行)
<脣(くちびる)の赤い少女 35行>    脣(くちびる)の赤い少女 睡りの前に少女のかかとを見る ガラスのように尖った神秘が眼 の中を疾る ほそい骨とアンスリウム、夢を充たす妖しい香り
◆CFM「空中分解」 #0320 1987/ 9/ 8


●詩篇 空中の書14     直江屋緑字斎   ( 47行)
<魂の滋養 46行>    魂の滋養 受話器から洩れる魂の誘惑 あくことない耽溺 室内の細い光が 街路へ抜ける 電灯の軋(きし)みを合図に地図に記されていな
◆CFM「空中分解」 #0321 1987/ 9/ 8


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