AWC ある青年の物語(ストーリィ)


        
#300/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (YXB     )  87/ 9/ 1  23:48  ( 20)
ある青年の物語(ストーリィ)
★内容
((((第二話))))
あの時の・・・そう、アノ時の、だ。
あの真実は、安西の頭脳を悩ませ、
今でも時々発作症状が出てしまうので、学院生の彼の友人などは
時々彼に気を使って一人にさせたりしているのだが・・・。
安西は見た目以上に繊細な神経の持ち主である。
少なくとも、「あの事」に関すれば、だ。
その事を知って、悩んでいるのは安西と、もう一人・・・
「岡本美由紀」であった。
岡本と安西は小学生の時から中学まで、常に同じクラスにいた。
岡本と安西との出逢いのきっかけは、兵庫のビジネスマンだった
岡本隆次(美由紀の父)の転勤だった。
転勤先は大阪のとある市だった。当時、岡本美由紀、小学四年。
九月、信之と美由紀は出逢ったのだ。しかし運命はこの時、
岡本美由紀と申します。今後よろしくおねがいします」
憧れと信頼と・・・「愛」・・・その3つが、その二人の間にはあった。
互いの気持ちを探れずに。
二人はその頃幼かった。ただ幼年の頃の初めての思い・・・
クラス発表の紙を目を皿のようにして見つめ、小さくつぶやいた。
そこまで・・・そこまではまだ良かったのだが・・・。




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