AWC 詩>JACK・KNIFE      妙耶


        
#258/1336 短編
★タイトル (PDG     )  94/ 6/26  19: 5  ( 29)
詩>JACK・KNIFE      妙耶
★内容

うつ向いて、ばかりいるから 前を歩く人にぶつかる
わかってる そんなこと
でも、猫背は、なかなか直せない

抱き合わなければ 温もりは感じ合えない
わかってる そんなこと
でも、古傷は私に危険信号を送り続ける

ポケットの中のジャックナイフ
闇の中、膝を抱えて
そっと、確かめる
その冷たさに 暫し心静めて

ジャックナイフ
いつか その刃が切り裂くのは
過去か
それとも未来「「「「「「

ポケットの中のジャックナイフ
闇の中、壁に凭れて
そっと、指先を滑らせてみる
刃に写った光ったものは見なかったことにしよう

ジャックナイフ
いつか その刃を染めるのは
私の赤い血か
それとも誰かの「「「「「
                                          妙耶




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