#259/1336 短編
★タイトル (PDG ) 94/ 6/26 19: 6 ( 42)
詩>リ・インカーネイション 「「「 祈り 「「「 妙耶
★内容
前世(むかし)重ねた私の罪はいつか
償いきれる時が来るのでしょうか
今世(いま)流す私の涙はいつか
報われる時が来るのでしょうか
仰ぎ見れば月が
前世(むかし)も今世(いま)も
白く私を照らしています
たとえ、夜闇がこの世を閉ざしていても
前世(むかし)私が耳を塞いだあなたの言葉
今になって時折、口には出せずに呟いています
まるで禁断の呪文のように
「「「人は幸せになるために生まれて来るのだ
繰り返し繰り返し「「「「 と
いつか私でも誰かの傷をこの手で
癒せるようになれるのでしょうか
前世(むかし)私が切りつけたあなたの傷のかわりに
いつか私でもまた新しい夢を
みることができるでしょうか
前世(むかし)捨ててしまった夢のかわりに
仰ぎ見れば月の光は
前世(むかし)も今世(いま)も
淡く私を包み込んでいます
そんなことさえ 気付けずにいたけれど
前世(むかし)あなたがくれた言葉
今はそっと抱きしめています
たぶんやっと届いたそれが
たったひとつのキーワードだから
「「「間違えたら落ちついて やり直すんだ
何度でも何度でも
遅すぎることなど決してないから
むだなことなど何もないから「「「「と
きっと、人はそれを輪廻という形で許されている
今はそう信じましょう
妙耶