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★タイトル (AZA ) 22/07/12 19:59 ( 26)
ボーっとしてた 永山
★内容
ポーの登場する短編ミステリ>自己解決
二日前に言及した、エドガー・アラン・ポーの出て来る短編について、思い出しまし
たので、念のため書いとこ。
“密室・不可能犯罪の巨匠”。とも称されるミステリ作家ジョン・ディクスン・カー
による「パリから来た紳士」がそれ。傑作との評判が高く、同名の作品集に集録されて
いますが、入手困難とのこと。私自身、作品を読んだのではなく、本作について言及し
た一文――『ミステリ百科事典』(間羊太郎 教養文庫)にあった紹介を読んで印象に残
っていたみたい。
となると、正式な本編を読んでみたくなるもので、探してみましたが、やはりネット
では高値が付いていますね。短編集ではなく、「パリから来た紳士」の掲載された雑誌
なら、まだ少し安価で手に入れられる模様ですが、詳しい展開を知っている短編一つに
ここまで出せるかとなると、そうでもない、という額。悩ましいところです。
ポーが出て来る長編ミステリはないかと探してみると……『十角館の殺人』(綾辻行
人 講談社ノベルス他)が真っ先に浮かんでしまう。エドガー・アラン・ポーその人で
はなく、その名をニックネームとする日本人学生ですが。あ、あの作品では“ポー”で
はなく、“ポウ”でしたっけ。朧気な記憶を辿ってみますと……年長のしっかり者のイ
メージは強いものの、主役級の目立ち方ではなかったような。エラリイが目立っていた
し、活躍もしていた印象が強い。
今、例によって手元に現物がないので、ウィキペディア頼みで記憶を呼び覚まそうと
しているんですが、ウィキペディアの該当項目における登場人物紹介、ちょっと問題あ
るような。勘のいい人なら、あれだけで怪しむべき人物の目星がつくかもしれない。そ
の人物を犯人と想定した上で、実際に読み始めれば困惑するだろうけど。(^^;
ではでは。