#2184/3627 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 22/04/18 20:22 ( 27)
見えない焦点 永山
★内容
少し前に、あるライトノベルのミステリ作品の刊行予告を読んで、「粗筋紹介にミス
テリ要素がほとんど含まれていない、だから積極的に読もうという気持ちが起きない」
的なことを書き、その上で「ライトノベルにおけるミステリ作品は、通常のミステリと
は求められている物が違うから、粗筋のミステリ要素が少ないのは当然なのかも」「で
も刊行後はミステリ好きの読者を取り込むためにも、粗筋にミステリ要素が増えるので
はないか」といった意味のことを書きました。
そのとき念頭に置いていた作品が刊行されていたことに、昨日気付いた。(^^; 危う
く忘れるところだった。
で、くだんの作品を出している出版社の公式サイトなどを覗いてみたのですが、粗筋
に特に変化はないような。若干、長くなった気がするけれども、これは私が以前粗筋を
見たときに気付かなかっただけの可能性が高い。
となってくると、ますます分からない。読む読まないの判断材料は一体何なのか。シ
リーズ物の第二作以降ならまだ分かるんですけど、言及している作品はそうではないで
すし。
ミステリ部分が添え物だとしても、世界観と変人キャラが出て来ること、ラブコメが
展開されることの三つだけでは、判断の材料にはなり得ない気がするのですが。
その後も気になって、似たタイプのライトノベル・ミステリを見付けてはその粗筋に
目を通してみたところ、ミステリ要素をしっかり記述している物もあるにはある。謎の
提示、見せ所がはっきりしていて、これなら読んでみようかなと食指が動くのもちらほ
ら。ただ、割合で言うと、やはりミステリ要素には深く触れていない粗筋の方が多い印
象でした。若い女性が主人公で悩みを抱えつつ、やや年上の男前と面白おかしくやり取
りしながら、事件を解決していくよ〜って感じのが特に目立つかな? ほんと、そこの
ところの設定を否定する気は全くなく、ミステリの部分にもっと触れてくれという気持
ちでいっぱいです。
ではでは。