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完狂堂日記(7月14日)
★内容
7月14日(日)
バー「しねまにあ」で今日もダラダラと談笑しつつ、ヨタ夫は、映画に人生を狂わさ
れたOLの桜木佳美に話しかけるのであった。
ヨタ「2000万ドル!!驚いたねぇジム・キャリーのギャラ(ケーブル・ガイ)。
世の中、不公平だよなあ……えーと、なになに。7月11日は山本正之の誕生日だっ
たか、ふむふむ」
佳美「あのよお。もう少し気のきいた話題ないのかい、ヨタ夫!」
ヨタ「でも、「おたっく情報局」ってのは、ニフティ会議室と連動している(番組中
で書き込みが紹介される、すごい!)んだけどさ、メディアミックス成功例の一つと
言えるよね。どーでもいいコーナーなんだけど、なかなか面白いよ。うむ、今日のキ
ャシャーンは富野監督(『新造人間を造る街』)か」
佳美「ヨタはほっといて映画みるもんね。ええと、これは『スクラップ集団』ですか
」
マスターの君島が、ここぞとばかりに蘊蓄を傾ける。それしか芸がない。博物学的
知識の持ち主だが、作品自体は全然観ていない。画面は見ていても、あれこれ裏読み
しているため、結局作品を鑑賞していない君島おやぢなのであった。
君島「1968年、松竹。渥美清、露口茂。田坂具隆監督。原作は野坂昭如。時代を
省みれて面白い。サイケな時代、貧しくも前途に夢が広がっていた、元気な時代の貴
重な映像だ。寅さんが白骨になるシチュエーションだけで、あとはもう何もいらない
」
佳美「いやあ、あたしゃあんまし興味ない分野だな。その後のプログラム、『危険な
遊び』を観に来たんだもんね。今日は」
ヨタ「ショタコンか、佳美さん」
佳美「いやいや、マコーレー・カルキンはぶん殴ってやりたい。ほんとは『アイ・ラ
ブ・トラブル』観たかったんだよね、でもヨタがキャシャーン観てるんだもん。家帰
ってジュリア・ロバーツ観るぞオレは」
ヨタ「あー好きにしてくれ。あんたは絶対ジュリア・ロバーツみたいになれないから
、安心したまい」
佳美「キャシャーンで号泣するよりはマシだわ」
●ボスニア・ヘルツェゴビナの虐殺に関してはCNNでも観て貰おう。これも色々と思
うことはある。市民が無意味に大量虐殺された現場(スレブレニカ)に横たわる髑髏
。無念であったろうに。