#230/1336 短編
★タイトル (AGM ) 94/ 5/19 21: 3 ( 24)
一通の手紙
★内容
右下がりの癖のある文字で綴られた手紙
名前変わっていたね、結婚したんだね。
煙草の煙漂わせながら、あの日のこと思い出してしまったよ。
たった一度君についた嘘が、二人の歯車狂わせて
僕の身勝手な仕打ちがどんなに苦しめていたのか
知る術もなかったよ
人を傷つけることが、どんなに愚かなことなのか。
”私の貴方への気持ちに、嘘はなかったわ。
今もこれからも二人で歩いていければいいと
何時も思っていたのよ、焦ることなんか何にもないじゃない。
大切なことは、すべてを受け止めることなの、”
何処までも、優しいんだね、嬉しかったよ。
手紙に同封されてた写真、君の二人の子供と、その隣には。。。
幸せなんだね今は、優しいママの君を見ると
もうけして交わることのない二人の軌跡として、忘れよう。
僕も少しずつだけど、歩きはじめているよ。
返事は書かないよ、そのほうがいいよね。
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