#2188/3137 空中分解2
★タイトル (RJM ) 92/ 9/25 0:18 (104)
童話>しっちゃん 5つめのいち スティール
★内容
5つめのいち ごみ星人のまき
こんにちは、みなさん、しっちゃんです。
とうとつですが、しっちゃんは、みなさんと
もう、お別れしなければならないかもしれま
せん。じつは、このまえ、お母さんに、しっ
ちゃんが、お母さんの子ではないという、秘
密を教えられました。もう、このうちにいれ
ないようです。お母さんとお姉ちゃんは、し
っちゃんに気をつかって、まいにち、うひょ
うひょ、わらっています。でも、しっちゃん
は、いま、泣いています。ジュースを飲んで、
泣きながら、ワープロを叩いています。叩い
ているといっても、ワープロをぶっこわして
いるわけではありません。みなさん、心配し
ないでください。
きのう、いつものように、しっちゃんが、
学校から、帰ってきて、ジュースを飲みなが
ら、本を読んでいました。お母さんが、来て、
「しっちゃん、お部屋をおそうじしなさい」
と、しっちゃんに言いました。しっちゃんは、
本を読みながら、「後でね!」と、言いまし
た。そうしたら、お母さんは、しっちゃんに、
「すぐに、やんなさい」と、言いました。し
っちゃんは、「やだっ!」と、言いました。
そうしたら、お母さんは「しっちゃん、ゴ
ミ星人だからねぇ〜」と、言いました。しっ
ちゃんは、(ゴミ星人? いったい、なんの
ことかな?)と、おもいつつ、お母さんに、
「ゴミ星人って、なに?」と、聞きました。
そうしたら、お母さんは、とっても、まじ
めな顔になって、「きのうの夜、ゴミ星雲か
ら、ゴミ星人がやってきて、しっちゃんも起
き上がって、いっしょに、ここらへんを行進
していたのよぉ〜」と、しっちゃんに言いま
した。「え〜っ、うそだ〜い」と、しっちゃ
んは、すぐに、言いかえしました。でも、お
母さんは、「でも、しっちゃん、ゴミ大王と、
いっしょに、楽しそうに、行進していたじゃ
ない。おぼえていないの?」と、しっちゃん
に聞きました。そう言われてみれば、きのう
の夜、そんなことがあったような気がします。
でも、しっちゃんは、「そんなの、うそだよ
ぉ〜。しっちゃん、お母さんの子供だもん」
と、泣きそうになりまがら、言いました。
お母さんは、「でも、しっちゃん、お母さ
ん、お母さん、ゴミの日に、ゴミを捨てに行
って、まだ、赤ん坊の、しっちゃんを見つけ
て、拾ってきたのよぉ〜」と、言いました。
(え〜! しょうだったのぉ〜!)と、しっ
ちゃんは、驚きました。しっちゃんは、すこ
し悲しいような、さびしいような気持ちにな
ってしまいました。しっちゃんは、お母さん
に抱きつこうとしました。でも、お母さんは
「や〜ぃ!ゴミ星人は、ゴミ星雲に帰れぇ〜!」
と、言って、はなれていきます。しっちゃん
は、宇宙人にたいするイジメだと、思いなが
ら、お母さんのあとを、ついていきました。
でも、お母さんは、どんどん、はなれていき
ます。しっちゃんは「ちがうも〜ん! しっ
ちゃん、ゴミじゃないもん!」と、泣きなが
ら、お母さんのあとを、ついていきました。
でも、お母さんは、「や〜ぃ! ゴミ星人は、
ゴミ大王と行進でもしてろぉ〜!」と、しっ
ちゃんに言って、家中を逃げ回りました。し
っちゃんは、まえよりも、もっといっぱい、
泣きながら、「ちがうもぅ〜ん! しっちゃ
ん、ゴミ星人じゃないもぅ〜ん!」と、言い
ながら、お母さんのあとを、あさ、学校にお
くれそうになるときよりも、いっしょうけん
めいになって、ついていきました。
しっちゃんは、モロに転んで、とうとう、
床にゴロゴロ転がりながら「わぁ〜、わぁ〜」
泣きました。そうしたら、お母さんがやって
きて、しっちゃんを抱いて、リビングルーム
まで連れて行ってくれました。それから、し
っちゃんのなみだをふいて、はなをかまして
くれたあと、お母さんは、しっちゃんに言い
ました。「しっちゃん、ゴミ星人でも、まい
にち、自分のお部屋をきちんと、おそうじし
ていると、だいじょうぶよ、地球の、このう
ちで、暮らせるのよ」と、お母さんは、しっ
ちゃんに、言いました。しっちゃんは、この
まま、このうちに、いられるのなら、よろこ
んで、自分のお部屋を、おそうじしようと、
おもいました。しっちゃんは、すぐ、自分の
部屋に行って、すぐに、おそうじして、お母
さんのいる、リビングルームにもどり、「お
そうじ、終わりました」と、報告しました。
お母さんは「えっ! もう、終わったの!」
と、言って、おどろきました。それから、お
母さんは、しっちゃんをつれて、しっちゃん
の部屋に行きました。お母さんは、しっちゃ
んの部屋を見て、「おそうじのしかたが、ち
ょっと雑だけど、いいわ。これからも、がん
ばって、おそうじするのよ」と、言いました。
しっちゃんは、にかっ、と、笑って、「うん、
わかった」と、うなづきました。
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