AWC 珍作ミュージカル劇場・ 「森のくまさん」     COLOR


        
#512/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (BMD     )  87/11/30   7:49  ( 88)
珍作ミュージカル劇場・ 「森のくまさん」     COLOR
★内容
「ねぇねぇ知ってる?」
「何が?」
「今度あの珍作劇団がミュージカルをするんだって」
「あんまり期待しない方がいいよ」
「あら? どーして?」
「見てればわかるよ・・・、ほらそのミュージカルの幕が開くよ」
『大変長らくお待たせいたしました。これより珍作劇団が贈る、ミュージカル「森のく
まさん」を公演いたします』
−−−−−−−−−−−−「び、びーーーーっ 」−−−−−−−−−−−−−−−−
第1幕「森の小道・1」

女の子が歌いながら歩いてくる。辺りには花が咲いている。
女「あ〜るぅ日、もりのなかぁぁぁ〜」
そこに一匹の熊、登場
熊「熊さんにであぁったぁぁぁぁぁ〜」
女「きゃゃあぁあぁあぁあぁあぁあぁ」
花、合唱「花さく森のみちぃぃぃ、くまさんに出会ぁぁぁたぁぁ」


第2幕「森の小道・2」

花・合唱「熊サンのぉぉぉぉ、ゆーことにゃっ」
熊「お嬢さん、お逃げっなさい」
女「・・・・・・・・・・・・」
熊「(あ、あれ?)・・・・お嬢さん、お逃げっなさい」

女「・・・どうして?」
熊「ど・・・どうしてって・・・」
女「誰からどうして逃げるの?」
熊「だ、だってそれが普通なんだよ」
女「そんなの大人達が決めた事でしょう? 昔の常識と今の常識は違うの!」
熊「そんな事言われちゃ困るなぁ、もっと自分の仕事に責任を持ってくれなくちゃ」
女「だって熊とあったら逃げちゃ、駄目なのよ。純真な子供が真似したらどうするの」
熊「し、しかしだねぇ・・・」
女「熊とあったら目をそらさないで、ゆっくりと移動しなくちゃ・・・」
熊「う、うるさいっ、とっとと行け!」
女「きゃっ、なにすんのっ」
効果音「バシッ」
熊「いてぇっ、・・・てめえ、ついに俺を怒らせたな・・・」
女「あ、目が本気っ! 逃げなきゃ」
花・合唱「すたこらさっさっさぁのさぁ、スタコラさっさっさっさぁのさぁ」

熊「(ぼそっと)やっと行ってくれたか・・・やれやれ」

 第3幕「森の小道・3」
花・合唱「ところがぁ、あとから、熊さんがぁついてくるっ」
女「きゃぁぁぁぁ! 結局ついてくるんじゃないの!」
熊、答えずスタスタとついていく」
女「だれかぁ助けてよぉ」
花・合唱「トコトッコトッコトッコットー、トコトッコットットっコッコ」

 第4幕「森の小道・4」
熊「お嬢さん、お待ちなさいっ!」
女「いやよ、よらないでっ」
熊「待てといったら待て!」
女「ぐすん」
熊「ちょっと落とし物っ!」
女「あなたいつ取ったの! 泥棒!」
花・合唱「白い貝殻のぉ、小さなイヤリングぅ」

 第5幕「森の小道・5」
女「あぁ、バカ力で持つから貝殻が砕けちってしまったわ! どうしてくれるの?」
熊「そ、そんなぁ僕は君の為にと・・・」
女「あら・・・熊さんどぉぉぉぉぉも ありがとっ!!」
熊「そんな言い方しなくってもぉ」
女「大体、貴方が逃げろって言ったんでしょ? それなのに・・・まったく」
熊「ぐっすん」
女「まぁ・・・しょーがないか・・・」
熊「じゃ唱おうよ!」
女「・・・きれいに歌いましょうねっ!」
女・花合唱「ラララ ラーラーラーラーラー ララララーラーラーラーラッ」
熊「かがおがおがおおっ かがおかっがっがっがっが・・・・」

女「(ボソっと)・・・下手っぴ」
−−−−幕−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・もしかして・・・あれが?」
「そうみたい・・・でもまさかあれほどとは・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「なにしろ製作30分だっていうから、それにしても・・・」
「まさかアレで感想貰おうってんじゃないでしょ?」
「・・・いや、どうやらそうみたい」
「う〜ん・・・・でも落ちがないよ。」
「あ、しまった」
「貴方、ひょっとして・・・」
「うぅぅ・・・・・実は僕の正体は        BMD66811/COLOR」




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