![]() |
詩篇 空中の書16 直江屋緑字斎 |
#326/1850 CFM「空中分解」 ★タイトル (QJJ ) 87/ 9/10 7:54 ( 14) 詩篇 空中の書16 直江屋緑字斎 ★内容 <酔眼の微笑 14行> 酔眼の微笑 眼の中に点々と注がれるものが純水であるとするならば、おまえ たちの滂沱(ぼうだ)はいまや軽快なる天使の貌。 眼の泉に滾々(こんこん)と涌(わ)き出るものみな純水と呼び うるならば、おまえたちの滂沱(ぼうだ)はさながらに軽快な天 使の貌。 てのひらの道は過去に通じ、未来の建物を影の細部まで映してい る。おまえの名こそ人知れず朽廃の光栄をもたらすものなれど、 ここは酔眼の微笑が愛撫のとき。
「CFM「空中分解」」一覧 | 直江屋緑字斎の作品 |