AWC 詩篇 空中の書4      直江屋緑字斎


        
#286/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (QJJ     )  87/ 8/29  12: 9  ( 11)
詩篇 空中の書4      直江屋緑字斎
★内容
<贖罪(しょくざい) 10行>

   贖罪(しょくざい)

古来、夜の使者と馴染み、悪逆非道の律法を糧とし、巻貝の好餌
として封印された王国の名 ああ恋という魔の温床
−−おれは幼友達が夢に現れ出、細長い蛇に転身してまとわりつ
くのを知っている そのとき体が浮游(ふゆう)し、最愛の妻の
乳房に手を伸して許しを乞うのだ
祝祭の日が来た
礼砲が鳴る




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