#135/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (DGJ ) 87/ 2/22 11:13 ( 47)
『Get Sets』 〈5〉 Last Fighter
★内容
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「なるほど、調べはついてるってわけか」
「十分にね」ミラーンが微笑んだ。「で、あなたの力も十分わかったわ、国際
刑事としてやっていけるってことがね」
「ほめられたのかな?」
「ほめたのよ」
ミラーンはブラスターを取り出した。
「さすがに弱冠20才で中佐にのしあがっただけのことはあるわね、とても二
年のブランクがあるとは思えないわ」
「ありがとさん」おれはスウォードを腰に戻し、レーザーガンを取る。エネル
ギーがなくなってた。カートリッジを引き抜き予備のと換える。
「で、どう?」ミラーンが問いた。「国際刑事やってみるきある?」
「実戦でスカウトするかどうか決めるとわね。それだけ厳しい仕事ってわけか
だが、今は答えられないな」
「なんで?」
「少なくとも、五人の被害者のために敵討ちをしなくちゃね。結論はその後だ
いいだろ?」
おれはミラーンに笑いかけた。
「いいわ、それじゃ...」ミラーンが廊下の先の方を向いた。「いきましょ
うか?」
「OK! あっ、それから国際刑事になるとしたら条件がある」
「えっ? 何??」ミラーンが振り返った。
おれは、左手首にはめられている、金色のリングをミラーンの目の前出にさ
し出した。
「こいつを、取ってもらわないとね」
ミラーンが笑った。
おれも笑った。
その時、レーザーが廊下の先の方からはなたれてきた。
「新手か....」
さて、今日中に帰れるかな?
「Ready?」
ミラーンが言った。
「Get Sets!」
おれが答えた。
「Go!!」
おれたちは走りだした。
〈 未完 〉
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by 八木 裕介(DGJ02916)
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せんよー。