AWC AIの“今”の限界   永山


        
#3674/3706 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  25/11/01  17:50  ( 35)
AIの“今”の限界   永山
★内容
AI作家・他>
 その人です。というか私もX旧Twitterの検索で情報を見付けただけで、カク
ヨム上ではまだ確認していないのですが(汗)。
 リアリティ云々に関しては、私は、作品内での現実味が確保できていたらOKって立
場でして、ジャンルを一括りにしてどうこうは言えません。ただまあ、異世界ファンタ
ジーや異世界恋愛(悪役令嬢に転生とか)のジャンルには、流行りがあるんでしょう、
似たようなノリの作品が多いなと感じることはしばしばあります。
 尤も、ミステリ外の人から見れば、ミステリも「また密室だよ」「そんな怪しい招待
状にほいほい応じるなんて」等、似たようなノリばかりと思われるかもしれませんが。


生成AIはミステリ執筆が苦手、らしい>
 時々思い出したようにあれこれ試行錯誤しているのですが、現状のAIは「全体像を
掴むのが苦手(伏線を活かせない)」「入力した内容を忘れる」「分かっていることを
全部出そうとする」すなわち“ミステリを書くのには比較的向いていない”といった言
説が、しみじみと実感できる今日この頃。(^^;
 この前も、いくつもの条件・設定を箇条書きにして入力し、長編のプロットをとりあ
えず書いてもらおうとしたら、密室トリックのくだりはまだそれらしいことを出力する
のに対し、アリバイトリックになると、聞いたことのない専門用語?が飛び交うように
なって、理解できなくなってしまった。その後も、犯人の背景や動機を綴るときに、横
文字が頻発するようになってきて、専門用語っぽいものも増えた。結果、読んでも煙に
巻かれたようなプロットになってる。多分、一気に書かせようとするところに無理があ
って、全体の八〜十の一程度ずつプロットを吐き出させたら、まだ使える物になるかも
しれないなあ、というのが今のところの感想。小説本文となると百分の一ぐらいか?
 あと、本格ミステリらしい幻想的な謎を設定してもらおうとしたら、やたらと「水の
上、宙に浮かぶ**」とか「近付くと消える影」「部屋にいたはずの影が消える」を言
ってきて、どうやって実現するのかを尋ねると「光学的」「鏡」「屈折率」といった言
葉を並べ立てて、これまた煙に巻くような説明。要するに「最新科学を用いて、なんか
うまいことやりました」という風に聞こえる。可能なのかもしれないけど、謎解きを経
ての真実がそれでは読者の感想は「凄い!」とはならないんですよね、多分。
 ミステリ執筆ならミステリ執筆に、ラノベ執筆ならラノベ執筆に特化したAIが開発
されたら、また違ってくるんでしょう。そしてそれがもし実現したら、読者が読みたい
作品をAIに書かせる、つまりは小説家不要の世の中になりそうで恐い。

 ではでは。





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