#2238/3622 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 22/06/06 07:54 ( 53)
感想>「ボダ子」 朝霧三郎
★内容 22/06/06 07:57 修正 第2版
赤松利市さん作。
「藻屑蟹」が面白かったから、という訳ではないですが、
何か色々知っている人なんじゃないか、
とマークしていた人です。
でも、どうせ大した事ないだろうと思っていたのですが。
でも、1本読んでみないと分からないから、
というんで、アマゾンのポイントでkindleで読んでみました。
アマゾンのレビューには、
えぐい、最悪の読後感、最悪の気分、
などと書いてあったのですが、
全然大した事なかったですね。
(あれ?。もしかして、「ボダ子」の感想ってもうフレッシュボイスに
書きましたっけ?。忘れている)。
私小説という事で、主人公=赤松利市さんらしいのですが。
最悪の読後感よいうよりかはむしろコミカルな感じで。
本人は、津波の監視塔を建てて億という金を掴む、などと言っているのですが。
実際には営業部長という肩書がありながら、
ダンプカーのタイヤの泥を洗い流す作業を担当させられていて、
現場の作業員には、パンツまで脱がされて土下座させられたりで、
とてもじゃないが、主人公(赤松利市)が悪漢という感じではないんですね。
だから、他のレビュアーが、
最悪の読後感とか言っているのは、何についてなのか、という感じで。
単なるボケたおっさんの誇大妄想じゃないか、と思えるのですね。
アマゾンのレビューも信用していいのか、とも思うんですよね。
レビューを書くバイトもあるというし。
(なんでも、プロフィールにメルアドを書いておくと、そういう依頼が
くるらしいです。
バレると、アカウント停止になるらしいですが。)。
それでも、「ボダ子」は★3つか4つぐらいの感じではあって。
というか、赤松利市に★4つぐらいの期待、という感じですね。
えぐい事を無理して書かないで、等身大の事を書けばいいのに、と思いますが。
だから、という訳ではないですが、
「元彼の遺言状」のレビューも誰が書いたのか、というのは謎ですね。
結局最後は自分で読んで判断するしかないのですが、
読んだ時には料金は発生しているので、
そこで面白くなくても、どうする事も出来ません。
ああいうのは、作品がいいからではなく、版元その他がでっち上げているのではない
か、
とも思いますね。
そういえば、夕べ実家に帰って新聞をめくっていたら、
片山恭一が「セカチュー」は、版元が起こしたブームだった、
みたいな事を書いていましたね。(よく読まなかった。ちゃんと読めばよかった)。
「このミス新人賞」で読むとしたら、
「さよならドビュッシー」でしょうかね。
ではまた。