AWC 海や釣りを題材としただけあって“浮いている”設定?   永山


        
#2206/3625 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/05/09  17:27  ( 25)
海や釣りを題材としただけあって“浮いている”設定?   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「金田一少年の事件簿」第二回『聖恋島殺人事件 前
編』を録画視聴。ネタバレ注意です。
 小市慢太郎演じる営業員を見て、「あれ? この人、初回の犯人・的場もやっていな
かったっけ?」と思ってしまった。的場を演じたのは光石研。何故だか知らないけど、
雰囲気が似ている気がしてよく混同してしまいます。(^^;
 さて本編の方は、元々原作漫画の中でも、怪奇テイストの装飾が微妙なエピソードだ
なと思っていましたが、ドラマでもその印象は払拭されず。日本の島、それも釣りのた
めにクルーザーで行けるような島の海に、西洋の神話の怪物セイレーンが潜んでいるな
んていうのは、雰囲気も何もあったものじゃない。そこへいわゆる人間魚雷の話を絡め
てくるものだから、違和感がより大きくなる。遺族や関係者の感情を鑑みると、セイ
レーンの代わりに特攻隊兵士の怨霊、あるいは人間魚雷で命を落とした連合軍兵士の霊
を登場させるのも難しいのかもしれないけれども、もう少し舞台に合った“怪人”を設
定して欲しかった。
 もちろん、島に響く“謎の鳴き声”というアイディアを活かしたいがために、セイ
レーンを採用したという事情もありそうですが。

 登場人物の動きとしては、剣持警部の活躍が少ない。島にいる唯一の警察関係者だと
いうのに。それだけでなく危険な調査の一部を金田一はじめにさせようとするのはどう
かと思う。そもそもこのドラマでは知り合って間もないのに、“はじめ”と下の名前で
呼ぶのは不自然だし、味方によっては気味が悪い。刑事なのに体力的に頼りないし、連
続して死人が出ているというのに捜査の指揮を執るでもなし、単独捜査に徹していると
言えば聞こえはいいけど、全然情報が集まっていない様子。いいとこなしにもほどがあ
るのでは。

 ではでは。





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