AWC 恐らく未来の科学と二十六年前のドラマ   永山


        
#2201/3625 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/05/02  19:51  ( 28)
恐らく未来の科学と二十六年前のドラマ   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜」第二話を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 第一話に比べるとかなり落ちるような。人間から魂が抜け出ていくところが見えた、
という謎は序盤であっさり解決。それだけでもうミステリとしての魅力は随分減じられ
てしまった。もちろん、今回の本目は人間の意識を取り出して外部に同じ人格を作る、
という点なのは分かりますが、絵空事が過ぎた感が強く、魅力的ではなかった。現在す
でに、亡くなった人の人格を思い出や発言などを集めて再構築し、AIロボットとして
さもその人物がまだ存在しているかのような言動をさせる試みがかなり進んでいるのは
見聞きした覚えがありますけど、このドラマのようになるにはまだまだハードルがいく
つもあるはず。五体満足な人間の脳にマイクロチップを差し込んでダウンロード、ネッ
ト上にアップロードしてそのまま人間として存在し続けるというのは無理筋で、出来の
よくないSFまたは出来のよくないホラーになってしまう。実際、このエピソードの締
めくくり方は、「世にも奇妙な物語」タイプのホラーによくあるパターンだったと思い
ます。

 日本テレビ系で放送のドラマ「金田一少年の事件簿」(堂本剛版 一九九六年)の『悪
魔組曲殺人事件』を録画視聴。ネタバレ注意です。
 二度目か三度目の視聴になると思います。
 まず感じたのは、「あれ? こんなに棒読みに近い台詞回しだったっけ?」という
点。もっとうまかったように記憶してましたが、あれはこれよりも後期の作品かな。堂
本剛のみならず、ともさかりえの演技も大概だな〜と。
 トリックというか犯人の狙いについては、労多くして功少なしの典型。偶然を取り込
んで怨念のなせる技に見せ掛けても、悪魔の仕業だと信じる人は皆無でしょう。鍵を奪
われたのは確かに大誤算でしょうけど、言い逃れは利くだろうからまったくもって余計
な細工をしたものです。
 あと、犯人は弓矢をひいて当てることがよくできたな〜。

 ではでは。





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