#2132/3720 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 22/03/07 17:41 ( 33)
偶然の多用と辻褄合わせと 永山
★内容
日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第十九回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
すべての断片がつながる怒濤の展開!と自信満々で出されたような印象がありました
が、正直、辻褄合わせに終始しており、穴だらけに思える。しかも所々にエクスキュー
ズを入れている感もあり、だめな脚本と分かっていて作っているのかな。
明らかに普通でない性格のキャラがいて、その行動の説明をするのに当のキャラク
ターの口から「私はこういう性格なんです」と言わせるのって、どうなん? 理屈にか
なっていない支離滅裂な行動をする登場人物がいて、「私は意味のない行動を取る性格
なんです」ってことにすれば通るのかという話。
似たような難点はもう一つあって、橘一星は恋人の誘拐(偽装込み)の手伝いを、何
で「やり過ぎるところがある」と認識している女に頼んだのか。女が状況を嗅ぎつけて
いたからというだけでは弱い。恋人が死ぬかもしれないんだから。
一方、偶然の多用も目立つ(説明不足な点も含む)。橘が従った脅迫文ですけど、あ
れはたまたま橘一人が目を通したから成り立ったけれども、もし他の社員が読んでいた
らどうなっていたのやら。
病室の篤斗を女二人がそれぞれ襲おう(脅そう)としたタイミングが重なったことの
説明が、未だにない。
篤斗を返した(帰した)理由が意味不明。遺体の方もそうだけど、送り付ける先に凌
介の職場を選んだ説明もなし。
お芝居で拉致された橘は、何で手錠でつながれていたかの説明もなし。
サッカーのコーチが、手元に残ったサッカーボールの処置に困って、相良家に蹴り込
んだ理由が、誘拐犯の嫌がらせに見せ掛ければ自分に疑いが向かずに済むと思ったから
――って、アパートの高層階にある相良家のベランダ目掛けて、ボールをコントロール
よく蹴り込んだならサッカーコーチである自分が疑われるとは思わなかったのか?
少なくとも林が殺害された段階で、二宮瑞穂の姉が林の元婚約者だったことは明らか
になるはず。物語を成立させるための、視聴者に対する不自然な手掛かり隠しにしか見
えない。
脅迫に従う人が多すぎる。
とりあえず、最終回の手前まで観た印象では、テレビ番組のワイドショーでコメン
テーターをやっている男、えっと雫石が怪しい……。(^^;
ではでは。