#1792/3622 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 21/05/12 19:45 ( 22)
しんしゃくなしのばいじゃくひょう 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「イチケイのカラス」第六話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
入間が弁護士を辞め、裁判官に転じるきっかけとなった十二年前の件と因縁浅からぬ
人物が窃盗被害者の案件。それを入間が裁くことになる訳ですが、担当が回ってきたの
は偶然だとしても、過去の事情が明らかになればストップが掛かりそうな気がする。規
則上の問題がないとしても、そういう方面からの圧力はなかったのかなと。
そこを除けばよくできたストーリーに仕上がっていたと思います。ある意味、理想主
義のファンタジーであって、現実にはこのような裁判官はまずいないんでしょうけど、
いてくれたらいいよなと思わせるだけの練り込みはしてある。
このところ黄金パターン続きで、笑いの部分も含めて既視感は強いんすけど、まあし
ょうがない。数多ある弁護士物ではなく、裁判官物として描いたことに意味がある、多
分。
あ、自転車の前かごに入れた荷物の重さを推測する実証実験、自転車を漕ぐのは被疑
者に体格が近い人よりも体力的に同等の人にしなきゃいけないんじゃないかと、疑問に
感じたんだった。その上、あれほど連続して実験を行わせたら、徐々に体力が落ちてふ
らつきも大きくなるような。結果、正しい数値の推測は無理なんじゃないのかと。でも
まああの場面は笑い担当みたいなものだから、文字通り笑ってスルーしておけばいいの
かな。重たい荷物を抱えて何度も走らされ、自転車を漕がされる書記官を演じた中村梅
雀、主人公に対して向ける視線と表情が「鬼か!」をよく表していて、よかった。この
役者さんに感心したのはこれが初めてです。(^^;
ではでは。