#1018/3613 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/06/27 21:36 ( 36)
石器、大山倍達、国富論、マラドーナ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「神の手」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
外科医の白河は、名医としてスタッフの信頼が厚く、地域の住民からも親しまれてい
た。あるとき、二十一歳になる古林章太郎が、伯母の晶子に連れられて診察を受けに来
る。診断結果は肛門癌。痔だと思い恥ずかしくて来院が遅れたために、悪化させてしま
っていた。直ちに切除手術が行われ、無事に成功したかに見えたが、後に転移が発覚。
再手術するも、最早手の施しようがなかった。症状が進行するにつれて、痛みに耐えら
れなくなってきた章太郎は安楽死を口にし始め、やがて会話にすら苦労する状態に。付
き添いで看病する晶子も苦しむ章太郎を見て安楽死させることを白川に願い出る。だ
が、要件を満たさないとして、白川ら病院側は断った。
延命治療が続けられる間、白川は章太郎の母親である古林康代に連絡を取ろうとする
も、相手は医療ジャーナリストとして連日テレビ出演があって多忙を理由に姿を見せな
い。腕利きの先生にお任せするとまで言う。
ある深夜遅く、章太郎の病室を白川が訪れてみると、椅子に座ったままの晶子が憔悴
しきった顔を向けてきた。患者の様子に目をやると、痛み止めの特別な薬が、通常の何
杯もの速さで点滴されている。晶子が速度を上げたのだ。見る間に機械が命の危険を警
告する。点滴のスピードを戻した白川に晶子が縋り付き、死なせてやって欲しいと懇願
する。さらに章太郎自身も表情で訴えかけてくるようだった。
白川は章太郎に「いいんだね?」と問い掛けたあと、再び点滴を速めた。明け方の五
時過ぎ、章太郎は息絶えた。
白川は点滴の器具を元の状態に戻すと、晶子に、「あなたは何もしていない。私が私
の判断でしたことだ」と言い含める。それから看護師を呼び、様態急変で駆け付けたら
こうなっていた、死亡確認を頼むと告げる。
その日のテレビ番組で、コーナーを持つ古林康代は予定を変更して、息子の死につい
て喋った。息子は医者に殺されたのだ、と。
――初回の粗筋は、以上のようなところでした。上に書かなかった事柄も多く、とり
あえずドイツ帰りの気鋭の医者・新見が日本の医療行政改革を目指した団体ジャモを起
ち上げようとしていること、その後ろ盾に元総理大臣が着いていること、その元総理は
「センセイ」と呼ぶ人物に心酔しているらしいこと、白川と同僚で彼に嫉妬している山
名医師が、新見に接近していること等が描かれたと。
対立構造がまだよく分からない。これは、新見らのグループは安楽死推進派なんです
が、白川をどう遇するのかが見えてないせい。とりあえずは、康代が酷い悪役として描
かれているので、そちらと白川との対立でまずは見せることになるのでしょう。
次回予告では、白川が刑事に詰め寄られて殺人者呼ばわれされていました。この誤
解?をどう解きほぐすのかに注目。
ではでは。