#6866/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 11/09/25 21:37 ( 38)
小さい飽きみいつけた 永山
★内容
長年継続して観ているドラマの一つがシーズン終了を迎えたのですが、その
終わり方が、またもクリフハンガーだった。
ご存知の方は多いでしょうし、以前にも書き込んだことですが、作話技法に
おけるクリフハンガーとは何なのかを改めて&簡単に記すと、“物語上の突発
的かつ重要な出来事に関して結果を示さないまま、次のシーズンへの期待を視
聴者(読者)に持たせること”となりましょうか。
これ、確かに興味をつなぐのには適したやり方だと思うし、結果を提示しな
いことでその後どう展開させるかをじっくり考える時間も得られるので、いい
ことづくしかもしれません。
でも、視聴者・読者の立場からすれば、あまりに繰り返し用いられると、い
い加減、慣れて飽きが来るというもの。
クリフハンガーを用いるシチュエーションを変えるとか、使い方にバリエー
ションを持たせるとかをしてくれればいいのですが、ほとんどの場合、決まり
切った型にはまっている。すなわち、主要登場人物が(事件や事故に巻き込ま
れ)生命の危機にさらされたところで次回シーズンに続く……となる。
確かにこれなら面白い、結果が気になってたまらない、ですが、こればっか
りでもつまらない。それに次回シーズンが始まると、たいていは助かってるし
(死んでるパターンもまれにあり)。
そこで、他のシチュエーションを考えてみようかと。
・プロポーズをしたところでシーズン終幕。
→恋愛物ならありか? でも恋愛物で結果を示さないのは逆に反感を買いそう
な気もする。恋愛物以外でこれをやって次回シーズに興味をつなげるには、相
当な仕込みが必要になるでしょうね。
似た感じでは、生まれた子供の性別なんてのも、やりようによってはできる
はず。
・推理物で探偵役が犯人を指差すがその先が誰なのかは映さずに終幕。
→連作のシリーズ最終話でなら、これはありでしょう。ただし、ミステリの難
度を相当高くしなければいけない訳で……。
他に思い付いたのは、「大きな物を賭けたポーカーで、交換札の最後の一枚
をめくる寸前」「オークションで目的の品を競り落とせたか否か」「受賞でき
たか」「主要人物の一人が誤って人を死なせてしまうが、その主要人物が誰な
のかは映さない」といったところ。三つ目まではシリーズを通しての主題にな
ってしまいそうで宙ぶらりんには向かない可能性大だけど、最後のはちょっと
いいかも?
ではでは。