AWC 本の感想>『天狗の落し文』   永山


        
#5102/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  08/08/13  18:47  ( 22)
本の感想>『天狗の落し文』   永山
★内容
 北京五輪、今日は観られなかったんで、ここまでの結果だけチェックすると
……お、フェンシングで世界王者を倒して準決勝進出。こういう、メダル獲得
予想に挙げられていなかった種目で活躍があると、俄然、テンションが上がり
ます。

本の感想>『天狗の落し文』(筒井康隆 新潮社) ※採点対象外
 盗用御自由と銘打って、様々なアイディアをショートショートやエッセイな
どの形で連ねた、使用権フリー短編集。

 使用権フリーというだけあって(?)、つまらないネタが圧倒的に多い気が
します。ショートショートの形にしている物は、扱い方がぞんざいで、つまら
なさに拍車が掛かっているような。オチを思い付かなかったから、夢オチにし
た、みたいなのが多かった。
 言葉遊びのネタにしても、他の人――私が知るところではパズル作家――が
ずっと以前に書いていた物と、いくつも被っていた。
 そんな本書を、どうして手にとって読んでみる気になったかというと、以前、
オフ会やフレボイで触れたと思いますが、推理作家への挑戦として、とある状
況設定が提示されているため。これはほんと、興味深い。すでに倉知淳が素晴
らしい答を出している気もしますが、それでも挑戦のしがいがある。
 で、同じような挑戦が他にもあるかもと、期待して読んだんですが……。

 ではでは。





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