#3772/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 06/11/20 02:55 ( 35)
南京栗苺 永山
★内容
近所にオープンしたケーキ屋には、かぼちゃのモンブランというのがありま
した。かぼちゃならまだ栗に近いから想像が付くけど、チラシの写真を見る限
り、栗の代わりにかぼちゃ(煮付けみたいな)が載っており、買うのは躊躇。
苺のモンブランは……あのつぶつぶがクリームに入っていると見た。
感想レス>『お題>リドルストーリー>虎を右に』 ※ネタバレ注意
穂波さん、お久しぶり&読んでくださってありがとうございます。
虎か美女か。
えーっと、穂波さんの仰る虎か美女か云々の話は、そもそもが小説でして、
正式な日本語タイトルは「女か虎か」(フランク・R・ストックトン著)です。
リドルストーリーの代名詞的作品で、
・世界ミステリ全集18『37の短編』(早川書房)
・『謎の物語』(筑摩書房)
・『世界短編文学全集13』(集英社)
などに収録されています。絶版になっている物もあると聞くので、読むとし
たら、図書館で探すのが手っ取り早いかと。
で、複数の作家が「女か虎か」に独自の結末を付けたり、モチーフにして別
個の物語に仕立てたりしています。蛇足ながら私の好みは、福永武彦が加田伶
太郎名義で書いたミステリ「女か西瓜か」。
拙作も「女か虎か」をモチーフに、自分なりに味付けしたつもり。また、拙
作はリドルストーリーの体裁を取らず、リドルストーリーを扱った物語として
お題の条件をクリアした……つもり(笑)。
王女様は行動派。
一般的な王女様像から外れているのは確かですね(苦笑)。
私も最初は、王女が番人の一人を買収し、計画の全てを実行させる筋で考え
ましたが、そこまで買収できるんだったら被告の若者を脱走させることも可能
のはず。買収はなるべく抑えよう、じゃあ、王女自身が動くしかないという思
考回路を辿り、方針決定と相成りました。
右か左かの話は、作者自身も読み返さないと答えられない(汗)。
ではでは。