AWC 作り手が透けて見えるとき、あるいは妙な演出   永山


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#2568/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  04/12/17  22:18  ( 22)
作り手が透けて見えるとき、あるいは妙な演出   永山
★内容
 先日、WOWOWで「バトルロワイヤル2」を見ました。シリーズ前作が問
題提起として悪くはなかったし、長崎の女子児童同級生殺害事件の加害者が見
て影響を受けたらしい、という興味から。
 ……ここまで駄作とは知らなかった。活かされない設定。感情移入できない
キャラクター達。悪酔いしそうなカメラワーク。無意味なスローモーション。
ご都合主義炸裂の展開。説明不足のハッピーエンド。全編NG集みたい。
 前作のイメージと、深作監督が撮影途中で急逝し息子が後を継いだっていう
話題だけで、ヒットしたのかしらん。突っ込みどころ満載のB級映画でも、面
白いのとそうでないのとがありますが、本編は後者の典型でした。

 ところで作中、血しぶきがカメラのレンズに付着する、という演出が何箇所
かありました。これってどうなんでしょう?
 このお話は作り物ですよと宣言するような演出は、よほど上手くやらないと
マイナスにしかならないと思うのですが。

 似ているようで、ちょっと違う事例を、アニメでよく見掛けます。
 青空に浮かぶ太陽を画面真ん中に置き、そこからさもカメラをパーンするか
のごとく画面を振る際、“レンズによるゴースト”を描き込んでいる絵。目で
直接見るときは、そんなことは起こらないはずなのに……。
 どういった意味があるのか、前々から不思議に感じてます。

 ではでは。




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