AWC ドラマの感想の予定でしたが   永山



#2312/3612 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/08/11  19:43  ( 27)
ドラマの感想の予定でしたが   永山
★内容
 『盗まれた手紙』関連の話ですが、相済みません勉強不足でして。
 『「盗まれた手紙」のセミネール』自体初耳で、理解が及んでいません。ざっとネッ
ト検索して、各人の解釈や説明などを読むも、まずこのような論を展開するに当たって
どうして『盗まれた手紙』を題材にする必要があったのかが分からず、戸惑うばかり。
※探偵小説と精神分析の親和性を説く論もあるみたいだし、「それでなければならな
い!」という理由付けはいらないのかもしれませんが。
 てことで、ミステリサイドに立つ者の一私見としては、ポーはそんなことを考えて作
品を書いたとは思えず、従来からある評価――ただただ、怪奇と論理の物語(ミステ
リ)の基本となる謎のバリエーションを取り揃えるかのが如く、『盗まれた手紙』(隠
し方。目の前にあるのに気付かない)、『モルグ街の殺人』(密室、意外な犯人)、
『黄金虫』(暗号)、『マリー・ロジェの謎』(実際の事件)、『おまえが犯人だ』
(意外な犯人)をものにしたのだろうなと思えます。ポーが人物入れ替わりトリックを
用いたミステリを書かなかったのは、他の作家に先を越されていたからとする説もある
くらいですし。
 それから、今の読者が普通は『盗まれた手紙』をどう読むか……は一層難しいですけ
ど、「警察がもうちょっとぼんくらなら、手当たり次第に捜索するに違いない。心理の
盲点をついた隠し方なんて無意味」とか言って突っ込みそう。(^^;

 以上、的外れなところも多々あると思いますが、現時点ではこれくらいしか言えませ
んです。

 あと、御作用に予定しているアイディア、なかなか面白そうに感じました。“謎”と
して読者に真っ向から提示した上で、解決が優れていたら言うことなしですが、果たし
て。(^^)


 ではでは。




#2313/3612 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2312 ***
★タイトル (sab     )  22/08/12  16:16  ( 31)
コメントありがとうございます    朝霧三郎
★内容
普通だったら、どうどうと置いておいた方が見つかりにくい、
というのが、ミステリー的な読み方でしょうか。

手紙=大東亜共栄圏、というのは奇妙奇天烈な感じになってしまうでしょうね。

ただ、目上の人は大切にしなければならないという倫理観を、
知らない内に刷り込まれている、
という意味では、
手紙=倫理観は、もっともよく見えるのに、知らない間に刷り込まれている、
という意味で、隠したいものは見えるところにあった、
という事になるのかも知れませんが。

ところで、小生の小説の計画ですが、
「太陽にほえろ!マカロニ死す」などで、
ガイシャが、自分から死んでしまう様に洗脳する、という感じなのですが。
例えば、SMの調教をしている女王様が、ガイシャを調教していて、
興奮してトランス状態になったところで、
「太陽にほえろ!マカロニ死す」のDVDを再生して洗脳してしまう、と。
そして、このガイシャは、自分から死んでしまう。
(三島由紀夫の様に切腹する訳ではないし、特攻する訳でもないので、
誰かに刺してもらう、という無理な展開があるのですが)。
そんな感じの手口を想定しているのですが。
これだと、ハウダニットを隠しておいて後で「そうだったのー」という訳には行かず、
倒叙的な感じになるのかも。
だって、調教だの洗脳だのを隠してしまったら、何がなんだか分からなくなる気が。
だから、せめて、容疑者を複数用意しておいて、
あと、催眠をかけた動かぬ証拠ぐらい用意しておいて、
犯人当て、みたいな感じになるのでしょうか。
面白いのかなあ?

ではまた。




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