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★タイトル (CKG ) 99/ 2/12 12:57 ( 83)
@コラムbS3 ダイオキシン汚染野菜−2 ヨウジ
★内容
昨日コメントしたダイオキシン汚染野菜問題について
テレビ朝日がどういう報道をしたかが解ったので
その内容も踏まえて言い直したいと思います。
テレビ朝日2月1日放送のニュースステーションでの報道は次のようだったと
いうことです。
−−−− 99年2月1日 朝日新聞夕刊のテレビ番組 −−−−−−−−−−
10ch 午後10:00
ニュースステーション
さあ野球だ・・・・松坂見に
落合、父見に三奈、?
見に白木豪華3元中継
▽ダイオキシン汚染と ← ここ
野菜▽今日から登場謎
の女性アナ
−−−− 99年2月11日 朝日新聞朝刊 −−−−−−−−−−−−−−−
1日の放送で、民間調査研究所のデータを基に「野菜のダイオキシン濃度」と
表記されたボードを用意した。ボードに書かれたダイオキシン含有量の最大値は、
1グラム当たり3.8ピコグラム(ピコは1兆分の1)だった。スタジオでは調
査研究所の代表が「ホウレンソウを中心とした葉っぱもの」の数値と説明し、久
米宏キャスターの質問に答える形で「(厚生省の全国調査と比較しても)所沢の
突出して高い」と話した。
しかし、最大値を示したのは厳密には野菜とはいえない「葉っぱもの」だった。
スタジオのやりとりでも久米氏は「野菜」、調査研究所代表は「葉っぱもの」を
強調して、微妙なずれがあった。テレビ朝日はこうした点を10日、調査研究所
代表と話し合い、「ボードも葉っぱものと表記した方が適切だった」と確認した。
しかし「葉っぱもの」が何かについてはテレビ朝日は明らかにしていない。
テレビ朝日は、最大値が野菜の数値だと受け取られかねない報道になったこと
について、埼玉県と同局に質問状を寄せている所沢の生産者代表に対し、文書で
説明すると、としている。
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これとその他の報道から事実関係を整理すると、
1.民間調査研究所のデータによると所沢産のホウレンソウを中心とした葉っぱ
もののダイオキシン濃度は厚生省の全国調査と比較して突出して高かった。
(最大1グラム当たり3.8ピコグラム)
2.放送内容が「ホウレンソウを中心とした葉っぱもの」のことを野菜一般と
誤解されかねないものだった。
3.所沢市の農民約70人は県に野菜が売れなくなったことへの補償と所沢市周
辺に集中する産業廃棄物の焼却炉の使用停止を訴えた。
また農家の有志約35人はテレビ朝日に対しては農家への配慮に欠けること
と、「汚染された土壌からとれる野菜は危険」というイメージを増幅させる
ものだとしてデータの公開と謝罪を求めている。
となります。つまりテレビ朝日が追及されたのは「葉っぱもの」と「野菜」とを
はっきり区別して報道しなかったことだけです。このために所沢市産の野菜一般
が売れなくなったために農民が怒り出し事件になったわけです。管轄の厚生省の
この問題に対する対応の遅れが根本的な問題です。
それから大阪府能勢町のごみ焼却施設の元従業員の血液からも高濃度のダイオ
キシンが検出されているとか。通常平均脂肪1c当たり20ピコグラムのところ
この7−9倍のダイオキシンが検出されたということです。この内特に癌になっ
たある人からは360ピコグラム、皮膚病になった人からは180ピコグラムも
のダイオキシンが検出されたということです。毎日毎日高濃度のダイオキシンを
含んだ空気を長期間吸い込んでいた結果です。ダイオキシンはPCBと同様、人
体の脂肪組織の中に蓄積して行くものですから、もっとダイオキシン濃度の低い
空気を吸う我々一般市民にとっても、今の環境基準で安全だとは言い切れません。
行政が言うようにただちには影響がなくても、やがて癌を引き起こす原因物質に
なるかも知れません。女性に乳癌が増えているのも乳房にダイオキシンが蓄積す
ることが原因になっています。それからダイオキシンは河川や海にも流れ出し魚
貝類を汚染し、これもまた食物として我々の身体の中に入って来ます。汚染濃度
は増すばかりですから、身近な人々が若くして次々に癌で死んで行くわけです。
私の家でも兄2人が癌で死に、兄1人は末期癌で闘病生活中です。親戚にも沢山
の癌の犠牲者がいます。
テレビ朝日の報道を切っ掛けに改めてこの問題がクローズアップされたことは非
常に大きな意義があり、国は所沢市の実体調査だに留まらず、この問題に本腰を
入れて取り組んで欲しいものです。
ヨウジ
P.S.これは単なる焼却炉の問題ではなく、自由競争社会は良いことだという
思想の元、大量生産・大量消費・大量廃棄が当たり前になっている、
我々人類のあり方の問題です。
馬鹿な政治家はやはり報道のあり方しか追及してない。自分たちの責任
は棚に上げて。