AWC 私のダイエット理論  KEKE


        
#255/1336 短編
★タイトル (UYD     )  94/ 6/24  15:20  ( 62)
私のダイエット理論  KEKE
★内容
 うーん、腹がすいて目がまわりそうだ。今は午後2時半。今ごろ
が一番空腹感がきつい時刻なんだよな。これを過ぎるとマヒしてき
て、あんまり感じなくなる。

 実は先日よりダイエットしている。昼食を抜いているのだ。こう
いうと三食食べたほうがいいという意見がでる。ダイエットの本に
はたいていそう書いてある。だが、私はその意見に賛成できない。
三食のほうがいいという理屈は、二食にすると、腹が減るので、い
ざ食べた場合消化吸収がよくて身につきやすい。そういうことが書
いてある。まあ、なんとなくもっともらしいが、本当かどうかわか
らない。かりにそれが本当だとしても、きっちり三食食べていては、
絶対痩せたりはできないだろう。入るカロリーより出ていくカロリー
が多くならねば、痩せるという現象は起きないのだ。

 多分二食で太るというのは、やっぱりどこかで食べているんじゃ
ないだろうか。たとえば、腹がすいているのでつい多めに食べてし
まうとか。三食のうちの二食しか食べないからカロリーが減るので
あって、二食しか食べなくても三食分食べてしまえば痩せるはずは
ない。あるいは、空腹に耐えかねてつい間食してしまうとか。ポテ
トチップひと袋食べてしまえば、昼食食べたのと同じくらいのカロ
リーである。せっかく一食抜いたのがなんにもならない。

 二食主義だとよく相撲取りのことが持ち出される。彼らは二食だ
から太るのだとか。でもこれはナンセンスだ。そもそも彼らは太る
ために食べているのだ。こっちは痩せるために食べるのだ。全然ベ
クトルが逆だ。朝起きてすぐは腹がすいていない。彼らは朝稽古で
汗を流したあと朝食を食べる。当然たっぷり食べる。そして腹をす
かして夕食をまつ。いざ夕食となると腹をすかしているのだから、
当然たっぷり食べれる。なにしろ太るために食べているのだから、
限度をこえて食べているだろう。二食といっても、三食食べた場合
よりもよほど食べていると思って間違いないだろう。もし、彼らが
三食きっちり食べていた場合、そんなに腹がすいてないのだから、
限度を越えて食べようなんて気が起きないんじゃないか。無理に食
べようとしても入らないとか。

 結局二食にせよ三食にせよ、カロリーを少なくするいがい痩せる
方法はない。具体的には、腹がへってたまらん、という時間が一日
のうちの半分くらいをしめないと痩せない。三食食べて痩せようと
すると、一食あたりのカロリーを三分の二にしないと駄目だ。簡単
にいえば食べる量を三分の二にする。しかし、出てくる食事を毎回
毎回三分の二しか食べないなんて、とんでもなくめんどくさいこと
だ。毎回毎回、毎日毎日、三カ月から半年は続けなければならない。
とても続かないんじゃないかな。めんどうで。それくらいだったら
一食抜いたほうがことははるかに簡単なんじゃないか。私はそう思っ
たんで昼食を抜くことにしたのだ。

 実際やってみると、やっぱり腹がすく。多少きつめの仕事をして
いるひとだったら耐えられないんじゃないかな、目がまわって。私
は家でごろごろして音楽でも聴いておればいいので、なんとか耐え
ているが。もちろん腹がすくというので、朝食夕食を多めに食べて
しまえばもともこもないから、そのあたりは気をつかっている。以
外だったのは間食をしなくなったことだ。これはやはりせっかく昼
食抜いているのに、間食しては何にもならない、という自制が働く
せいだろうか。

 今までの成果は、この一週間で1、5キロ減という結果がでてい
る。この調子でいくと三カ月で10キロ、半年で20キロ減、とい
うことになるが、はたしてそううまくいくか。そういくことを私は
願っているが、今までたびたび裏切られて、我が意志の弱さを思い
知らされているので、油断はできない。でも、もしうまくいったら、
あなたがたは半年後に、55キロのスマートなKEKEと再会する
ことになるだろう。




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