AWC 虚偽意識−マルクス− 秋風春風


        
#1047/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (FEC     )  88/ 6/12  15:34  ( 31)
  虚偽意識−マルクス−                 秋風春風
★内容

  「もう終わりね。私、気付いてしまったの・・・」
  「そうか。やはり、君の方が気付いてしまったんだね」
  「・・・さよならなんて言わないけど・・・」
  雅也はゆっくりと肯いた。
  和美は目の前のチョコレートケーキをうらめし気に見下ろしながら席を立った。その
間、正面の雅也の和美の眼中に存在できなかった。
既に、和美の思考は彼女と関係なく働き始めていたのだ。
  「さよなら・・・か」
雅也は空になった席を見詰め、つぶやいた。
そして、すっかり冷めてしまったコーヒーに視線を落とす。
和美が立ち去る時にコーヒーに立てた波紋が、徐々に収まってゆくと同時に、一つの影
が浮かび上がった。
雅也は思わず生唾を飲み込んだ。
  慌てて視線を反らすと、雅也は言い様のない恐怖にかき立てられた。
  「今更・・・」
雅也は分かっていたが、今までずっと自分を偽ってきた。
  店を出る。
雅也は歩き続けた。“あの事”を忘れるために・・・
  「和美・・・・・・」
うっすらと微笑を浮かべた雅也は、次の言葉を発することもなく、その場に崩れ、無惨
な屍となった。
−−さよなら

《コメント》
  こんにちは、はじめまして。ひすいさんのPertnerです。
これからもたびたび出現するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
《コメント2》
  つうことで、ひすいです、はい。秋風さんたら、あがっちゃって固い文章ねぇ〜。と
いうことで、私共々よろしくお願いしますね!!
.




前のメッセージ 次のメッセージ 
「CFM「空中分解」」一覧 ひすい岳舟の作品
修正・削除する         


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE