#3742/3757 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 26/01/05 21:11 ( 22)
ゆけむりならぬゆきけむり 永山
★内容
NHKで放送のドラマ「雪煙チェイス」前後編を録画視聴。東野圭吾による同名の原
作小説は未読です。
何故かタイトルを「雪冤チェイス」と勘違いしてました。読みは同じですが、意味が
異なるので、視聴前、気付いた時点で作品のイメージがだいぶ変わりました。(^^;
だいぶコミカルな話に仕立てられていて、東野圭吾の人気作に比べるとちょっと“寒
い”印象を受けました。雪だのスキー場だのが出て来るからではなく、笑いの濃淡がほ
どよい加減で収まっていない。主人公のキャラクターが悪い意味で極端で、こんな奴い
ないだろと思わせる。
ストーリーも定番の展開が多く、無実の人が警察から追われるという展開なのに、た
いしてハラハラドキドキしない(主人公のキャラクターのせいもあるでしょう)。
何よりもまずいと思ったのは、視聴者にとって、主人公が犯人でないことは明らかな
ので、警察がずっと主人公を追い掛けてばかりいるのは、すなわち捜査がまるで進展し
ていないことを示しており、「誰が犯人なのか?」という観点で興味を持つタイプの視
聴者にとって、物語が進んでいないのとほぼ同等と言えます。途中途中で真相に近付く
ための手掛かりを、小出しにしていく構成を取れなかったのかしらん?
終盤に来て、ある些細なこと――殺害現場の仏壇の扉が開いていたこと&セクシー系
DVDが再生されっぱなしだった――から矛盾を見付け、一気に犯人像が固まっていき
ます。そのくだりは見事でしたが、ロジックとして厳密かどうかとなるとかなり怪し
い。たとえば、強盗目的の犯人が、閉じていた仏壇の扉を開けた可能性だってあるは
ず。そういう検討なしに、一足跳びに真相に向かってしまったのは勿体ない。
ではでは。