AWC テキトーな逆転   永山


        
#2328/3610 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/08/23  16:45  ( 31)
テキトーな逆転   永山
★内容
 関東地区に比べて五ヶ月以上遅れて、「マル秘ミステリー」の第何弾かをこちらでも
放送していたので観てみた。
 中途半端で終わったように感じたのが、後ろから二つ目の大ネタとして紹介された、
英国での“冤罪”ミステリー。男の妻を愛人がめった刺しにして殺害した、との容疑で
愛人は妹共々逮捕され有罪判決を受けるが、情報屋の奔走により、捜査のずさんさが明
らかになり、やり直し裁判を経て、無罪を勝ち取る……が、経緯を本をにして出版する
べく、情報屋が愛人の家を訪ねて話し合っているとき、愛人らが席を外したときにふと
目に留まった手紙の文面から、犯行はやはり愛人とその妹によるものだったと分かる。
このことで愛人を問い詰めると、彼女らは情報屋の前から姿をくらました、というもの
でした。
 分からないのは、一度出た判決を覆す根拠になった二点は、実際の犯行ではどうなっ
たのか、ということ。犯行現場から仕事場まで十一分で行くのは不可能、という愛人の
アリバイはどうやって崩せたのか。また、犯行現場である被害者宅から、黒人と白人の
女性二人組が出て行くのを見たという目撃証言は?(姉妹は二人とも白人)。
 そういった冤罪からの逆転判決の決め手になった点に関して、何ら説明なしに、やっ
ぱり有罪でしたと言われても、腑に落ちないなー。

ドラマの感想>
 フジテレビ系で放送のドラマ「競争の番人」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 ヒロインが初めて一人で案件を受け持つ、冒頭の広報めいた映像なし、もう一人の主
人公・小勝負の出番ほとんどなし――と色々いじってきて、変化の回だったのかな。で
も、案件の方は折角の重構造をサブタイトル(番組紹介)でばらしており、効果半減ど
ころか、ストレートで面白みを欠いたように思います。
 物語の展開としては基本を抑えた定番に近いものの、そつなくまとめた感があって、
悪くなかっただけに、サブタイトルの件は痛い、というかミスと言っていいんじゃな
い? あそこでのネタばらしがなければ、だいぶ印象が違ってくる気がする。
 その他の点では、メインの縦糸に大きな動きがあったようで、次回以降が楽しみ。
 メインではない縦糸、ヒロインの意識にも変化があったのかな。恋人との関係がどう
なるかも含めて、一応注目。

 ではでは。





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