#2296/3614 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 22/07/25 14:06 ( 33)
「清張ドラマなら何をやっても許されるのか!」 永山
★内容
↑昨日に引き続き、元ネタは、プロレスラー前田日明の「アントニオ猪木なら何をやっ
ても許されるのか!」発言。(^^;(^^;
NHK−BSプレミアムで放送の松本清張ドラマ「混声の森 前編」を録画視聴。ネ
タバレ注意です。
大学を舞台にした権力争いをメインにしたストーリーで、そこに恋愛だの親子問題だ
のを絡めて、こじれた人間模様を描き出す感じかな? 前編を観終わった限り、ミステ
リって雰囲気ではない。原作も単に“長編小説”と銘打たれているみたいだし、そこに
不満はありません。
引っ掛かりを覚えたのが、序盤でのとある説明。初代理事長が七十年前に、舞台とな
る大学・若草学園を設立した。現在の理事長は二代目で、初代の娘婿であり、二年前、
初代理事長の死に伴って、二代目に就いた。
ん? 初代理事長の亡くなった年齢は分かりませんが、理事長職を果たしていたので
しょうから、百は越えていなかったと思われます。となると、どう年嵩に見積もったと
しても、三十歳で大学を作ったことになる。物語の舞台はどうやら二〇二一年のようで
すから、七十年前というと一九五一年。戦後しばらく経っていますし、大学はどさくさ
紛れに作れる物でもないでしょう。ある意味若造の三十歳に大学が作れるのか。資金や
コネは?と疑問がいっぱい。
わざわざこんな分析をしなくても、途中で出て来た、初代理事長と盟友だったとする
議員(その口ぶりからして、初代理事長と同世代)が、見た目せいぜい七十代で、辻褄
が合わないと感じたです。
何でこんな無茶な設定が通ったのか。想像を膨らませるに、原作小説での大学設立年
が一九五一年頃となっていて、舞台を現代に移すに際して、たいして気に留めずに単純
計算で初代理事長が七十年前の設立したと置き換えたのではないかしらん? 違ってい
たらすみません。※参考になるかもと、電子書籍サイトで、『混声の森』の試し読み部
分に目を通したところ、とりあえず戦後に設立され、土地は払い下げで、校舎が建てら
れてから四年経っている、とのこと。主人公が同大学に勤めて十年とあるので、この校
舎は新たに追加されたってことでしょう。
内容に関しても首を傾げたくなる箇所がありましたが、感想は後編を視聴してからと
いうことで。
ではでは。