AWC こんど:次女 つぎ:次男   永山


        
#2197/3626 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/04/29  20:17  ( 29)
こんど:次女 つぎ:次男   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」第三回を録画
視聴。ネタバレ注意です。
 犯人サイドが仕掛けるトリックというか殺害方法が、今シーズンからだいぶ大雑把に
なっている印象があります。今回は――テントの内側に塗った毒が、ストーブの湯気に
よって水滴化。朝方、テントに作った切り込みの布に沿って、真下で寝ているターゲッ
トの口に滴下し、死に至らしめる――というものでしたが、あまりに無理筋では。ま
ず、キャンパー達がいない隙を狙ってテントに侵入し、毒を塗っているのですが、テン
ト及び周辺に誰もいなくなる時間ができるのかどうか、できたとしてもどのくらい継続
するのか分からない。それなのに犯人はどうして、毒を塗る細工をやり遂げられる!と
判断できたのか。
 テントの切り込みは、ストーブをサービスと偽って持ち込んだ際に、ターゲットの寝
る位置を確認し、目測で、密かにかつ素早く切ったことになっていました。そんな風に
して作った切れ込みで、うまくターゲットの口中目掛けて毒が落ちるようになるとは、
ちょっと考えられない。
 また、探偵がトリックを見破って、トリック返しのついでに仕掛けた、毒の代わりに
ハバネロを塗るのは、笑い&オチのためには必要だったかもしれませんが、実際にやっ
たとしたら、塗っただけで目に来て、じきにばれそう。ストーブを着けたのなら熱を帯
びてなおさら刺激が広がるだろうし。

 もう一点、台詞で引っ掛かりを覚えたところが。ヒロインを狙う四兄弟姉妹の内、こ
れまで実行犯にはなっていなかった次女が“出陣”を宣言する場面で、「今回は私に任
せて」と言ってたのですが、これっておかしくないですか? 「今回は私に任せて」っ
て、次回があることを見越しての台詞でしょう。やろうとしている犯罪はヒロインの命
を奪うことだから、一回成功すればそこで終了。次回を見越しているのだとしたら、そ
れはイコール今回私は失敗しますよと言っているのと同じ。
 なので、この台詞は「次は私に任せて」ぐらいにしておくべきだった、と思いまし
た。

 ではでは。





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