#2077/3617 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 22/01/14 20:09 ( 22)
懐かしさよりも瑕疵が先に立つ 永山
★内容
BS−TBSで再放送が始まったドラマ「ケイゾク」を観ているのですが、三話まで
視聴して、何か色々とがっかり。※以下、ネタバレ注意
二度目か三度目の視聴になりますが、どうしてこれをそれなりに面白がって観ていた
のかと。当時の刑事ドラマとしては、歪んだ方向に尖っていて、そこが魅力だったのは
よく分かるのですが、ミステリとしてはどうか。アイディアそのものはいいのに、ミス
テリのトリックに仕立てる際に雑な、残念な使い方をしている印象が強い。たとえば二
話の冷凍倉庫の穴なんて最初の捜査で警察が見付けてしかるべきだし、三話でのマンシ
ョンの移動する壁のトリックはどうやって壁をセッティングできたのかが不明。
シリーズ後半のエピソードはもっとましだったという印象があるんだけど、不安にな
ってきた〜。
再放送中のドラマと言えばもう一作、九州の地上波だけで再放送しているのかもしれ
ませんが、「ライアーゲーム」を深夜に不定期でやっていて、これまた昔面白く観てい
たはずなのに何だかつまらない。たまたまなんでしょうけど、扱うギャンブルとその必
勝法のネタがしょぼくれているように感じてしまった。その程度の理屈ならみんな気が
付くだろう的な。細かなストーリーは覚えていなかったので新鮮さが感じられなかった
ということはないし、初放送時と今とでギャンブルやイカサマに関する私の知識に大き
な差はないはずなのに、何故こんな退屈に感じるのか。
二つのドラマに共通する特徴的な要素を考えるに、過剰な演出があると思うので、自
分自身が年を重ねて、そういう演出を受け付けなくなったのかもしれない。
ではでは。