AWC しない不思議   永山


        
#1832/3617 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/06/28  21:20  ( 42)
しない不思議   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「華麗なる一族」第十回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 前回のポイント列挙が長くなったので、今回は短めになるよう心掛けます。(^^)

・阪神特殊鋼の現状を精査し、阪神銀行をはじめとする数校は手を引くことを示唆。大
同銀行の三雲は食い下がるも、メインバンクである阪神銀行と出資比率の順位が逆転し
ていたことを知り、疑心暗鬼に。阪神銀行の大介は特殊鋼の銭高の独断でこうなったん
だろうと、自らの関与を否定(実際は銭高に命じてやらせた)。
・鉄平は資金繰りなどで奔走。だが三雲に経理面での弱さを指摘され、うまく弁明でき
ない。出資比率の件も三雲から聞かされて初めて知る。銭高に「親父(大介)に指示さ
れたのではないか」と疑いを向けるも、銭高はあくまで自分の独断だと証言。
・苦境にありながら阪神特殊鋼の高炉建設再開。二子は思いを寄せる一之瀬に改めて告
白(事故前の段階で、高炉が完成するまで待つとしていたため)。一之瀬も受ける。
・大介はそんなことお構いなしに二子と細川の結婚話を進め、首相に披露宴に招待する
旨を伝える。銀行合併の話についても、大蔵大臣になら好きなように物を言っていいと
のお墨付きを得る。
・実家に戻った万樹子は銀平自ら来ることを期待しているが、銀平にその気なし。
・大同銀行の綿貫専務は多数派工作のため組合に接近。生え抜き派の代表として日銀進
駐軍(天下り派)と対決姿勢であることを表明し、支持を得る。
・三雲は阪神特殊鋼を救うべく、日銀総裁に日銀決済をしてくれるよう直談判。本来、
銀行を救うためのものである日銀決済は適用できないと反対され、三雲は特殊鋼の窮地
は大同銀行にとって大いなる危機だと訴える。が、結局は断られる。
・阪神特殊鋼に対してどうするか最終判断を伝える場で、大介は鉄平に会社更生法の適
用を提案。あとは帝国製鉄の関連会社に引き取ってもらうプランであるとも告げる。鉄
平は懊悩の果てに自分は責任を取って辞めるが、阪神特殊鋼だけは会社として残してく
ださいと頼み込む。だだ大介は拒否。会社更生法の適用は提案ではなく、宣告であっ
た。

 こんなところが今回のポイントでした。
 銭高が不安を覚えながらも大介の指示に従っているのが、喜劇めいているなあ。そも
そも、独断で帳簿操作していたという銭高を、阪神特殊鋼は会社として告訴することは
ないのかしらん? 現状でそんなことすれば世評が悪くなって、まずいからしないのか
な?
 何もしていないと言えば、実家に引っ込んだ万樹子。てっきり、万俵家の秘密を実の
両親に打ち明けている物だと思ったら、そうじゃなかった。連れ戻しに来た相子の前
で、夫・銀平に対する不平不満は言いたい放題だったけれども、その他は口外していな
い模様。相子は相変わらず酷くて、子供を産めなくなった責任の半分はあなた(万樹
子)にあると強い調子で言い捨てる。万樹子の母親がいる前で、こうも強く出られるも
のなのか。
 それから、鉄平と銀平が二人で酒を酌み交わすシーンが印象的。物語に劇的な変化を
もたらすものではないようでしたが、後々じわりと効いてきそうな?

 ではでは。





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