#1799/3621 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 21/05/21 19:49 ( 36)
お疲れいなる一族 永山
★内容
WOWOWのドラマ「華麗なる一族」第五回を録画視聴。ネタバレ注意です。
今回のポイントと思しきエピソード。
・大介が専務に命じて調べさせた結果、産城銀行の不正融資のネタが持ち上がる。これ
を使って、産城銀行と平和銀行の決まりかけていた合併話を白紙に戻させた。
・ただし阪神銀行が表立って潰すのはまずい。大蔵大臣に探りを入れると大臣はスキャ
ンダルをすでに知っていたが、大蔵省が直接指導する性格の話ではないため、うまくや
ってくれというニュアンスの返事をもらう。
・結果、阪神銀行の専務は知己の新聞記者を通じて情報を流させた。
・次男の銀平は夫婦生活がうまく行かないまま、日々を送っていた。あるとき飲み屋で
知り合いの銀行員の言葉の端々から違和感を覚えたが、後日、上述の合併話を潰した件
を知り、これは親父(大介)の差し金ではないかと想像する。
・長男の鉄平は自前の高炉建設に邁進。昨今の情勢からみてなるべく急ぐのがよいと義
理の父から助言を受ける。そんな中、大口取り引き相手であるアメリカンベアリング社
から、次の輸出を遅らせるよう電報が。不審に思った鉄平は直接米国に乗り込み、交渉
するがらちがあかない。調べてみるとアメリカンベアリング社はLSVなるコングロマ
リットに吸収される見込みだと分かる。新体制になったあとも契約通りに買ってもらえ
るかは不明。LSV相手に新たに交渉しようと考える鉄平に、日本から国際電話が。応
援してくれていた義父が大動脈瘤破裂で倒れたという。
・鉄平の会社(阪神特殊鋼)のトラブルを、阪神特殊鋼常務が大介に“密告”する。
・次女の二子の結婚相手に、首相の遠戚の男が決まりかけ。でも二子は阪神特殊鋼の一
之瀬にご執心の模様。
・米国に飛んだ鉄平が現地で偶然、昔の知り合い小森章子と再会する。画家の卵。どち
らかというと銀平とより親しかった雰囲気。
てなところで。
サスペンスドラマならもう六名ぐらい人死んでるよねって、毎回思い、人数が増えて
いく(笑)。
今回はこれまでに比べると、恋愛成分強めだったかも。のちのさらなるドロドロを想
像させる種があちこちに蒔かれて、芽吹きつつある感じ。
大介が他行の合併を潰そうとするのは、インパクト重視で自分のところが最初にやり
たいという理屈で分かるんだけど、己のところ(阪神銀行)の新たな合併相手探しを同
時並行的にやっていないのは、ちょっと腑に落ちないかな。割けるマンパワーに限界が
あって、同時にこの重大事をうまく運ぶのは難しいってことかしらん。
ではでは。