#990/3611 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/06/06 20:02 ( 47)
今回よりネット視聴から録画視聴へ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「悪党」第四話を録画視聴。ネタバレ注意です。
社長の娘との結婚話が進む田所の前に現れた男の名は寺田。佐伯の姉を殺害した元少
年犯の一人だった。寺田は昔のことをネタに、田所から金を引き出している様子だっ
た。
元少年半の現状を追う佐伯は、田所と寺田の二人を探るために、はるかに盗聴器の設
置を頼む。田所に気に入られているはるかは、寺田にも容易に接近することに成功、首
尾よくその自宅にコンセントタイプの盗聴器を仕掛ける。
一方、探偵としての佐伯には、新たな依頼人が。主に少年事件の弁護を引き受けてき
た弁護士の鈴本は、元強姦犯の久保田が今更生しているかどうかを知りたいという。
久保田はかつて起こした犯罪で、求刑よりも短い四年程度の判決を受けていた。被害
女性は判決確定から一年半後に自殺。裁判中も、久保田の弁護をした鈴本から、被害者
の証言は当てにならない、被害者にも落ち度があったんではないかと責め立てられ、ひ
どく傷付けられた挙げ句の死だった。鈴本はその後、愛娘が十七歳のときに未成年者に
殺されるという目に遭い、被害者遺族の会を通じて、久保田の被害者女性の母親と再
会。「あのとき久保田の刑罰を軽くしたのは正しかったのか」と責められる。それを受
けての依頼だった。
調査は比較的スムーズに進み、久保田の現状が判明した。彼は病院の集中治療室にい
た。佐伯が居場所を突き止める数日前に、事故に遭いかけた子供を身を挺して助け、代
わりに瀕死の重傷を負っていた。もう長くは保たないという。周囲の評判もよく、更生
できていたように見える。
その報告を聞いた鈴本は、安心した表情になる。自分の弁護は間違っていなかったと
いう安堵感から来るものか?
そこへ探偵事務所の所長、小暮が戻ってくる。元刑事で、鈴本とは佐伯の姉の殺害事
件を通じて因縁の仲だった。小暮は鈴本に「サービスであんたが弁護した他の元少年犯
を三人調べた。全員、悪党のまんまだったよ」と現実を突きつける。さらに佐伯には、
「久保田は死んだって当然だよな」と焚きつけるようなことを言う。佐伯は被害者遺族
は加害者を、どんなことがあろうと絶対に許せないという意味で、肯定的な返事をす
る。
鈴本は「法は善悪を決められるものではない」と言う。これに対して佐伯は「じゃあ
何が善悪を決めるんだ?」と強い調子で詰問する。鈴本は「どんな命でも命は命だ」と答
える一方で、娘の事件について犯人を許せていない心情も吐露し、立ち去る。
後日、はるかのマンションを訪れた佐伯ははるかが暴行を受けて、救急隊員に運ばれ
るところを目撃する。
――以上が今回の粗筋でした。
上記の他にも、佐伯と小暮の馴れ初め?も描かれました。佐伯は姉を殺した少年犯
を、自分の手で殺すためナイフを持って警察署に入り込むが、小暮に見咎められ、ナイ
フを取り上げられる。小暮は「大人になったときに返す」と言った。その後、警察を辞
めさせられた佐伯を探し出し、探偵事務所で雇ったのは、そのときのナイフを返すため
だったのだが、今のままではまだ返せそうにないと。
小暮の立ち位置は、どっちなんだろう。鈴本弁護士の前では、被害者遺族の復讐を認
めるようなことを言い、佐伯と二人だけの場面では、佐伯の今の行動を批判するような
言い種。キーポイントになってくるのかな。
次回予告から想像すると、田所と寺田の間で事件が起きて、どちらかが死に、その疑
いがひょっとしたら佐伯に向く? 執念深そうなのに今回登場しなかった、第一話にお
ける元少年犯・坂上は再登場があるのかないのかも気になる。
ではでは。