#786/3610 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/02/12 22:19 ( 33)
逆潜流だけに聞き流す 永山
★内容
拙作「そばいる」シリーズで臓器移植が関係するエピソードをちょっと描いてます
が、それとは別口で、骨髄移植のエピソードも考えていました。
当然と言っていいのかどうか、ヒロインが提供者になる話を組み立てるつもりでした
が、ドナーの負担について調べてみて、これは難しいと見送った。一番の理由はドナー
の年齢制限ですが、加えて構想時点でヒロインはタレント業を始めており、周りが絶対
に止めるだろうなと。まあ、完全に没にした訳ではなく、今後描くことを視野に入れ、
ストックに。
競泳選手の緊急報告のニュースを聞いて、そんな風なことを思い起こした次第。
日本テレビ系で放送のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」第四話を録画視聴。ネタバ
レ注意です。
今回の元ネタは全然知らなかった。ひょっとしたらニュースで一度くらい聞いている
かもしれないけれど、だとしても離岸流みたいなものだと思って聞き流したかもしれ
ず。
話の筋は非常にオーソドックス。前回黒星だった主人公の“復帰戦”でもあるから、
勝利するところをきちんと描くっていう狙いに沿った感じ。
評価が分かれそうなのは、ギャグ成分かな。今までで一番多かったけれども、私の感
覚ではやりすぎってほどではなかったです。主人公と同じ弁護士事務所所属で、今まで
憎まれ役だった登別のキャラクターを引き出せていたし、これくらいならよいスパイス
の範疇に止まったと言えるのでは。
ただ、次回以降も同じテンションでギャグをやられると、観ているこっちが疲れそう
だからやめて(苦笑)。ほどほどにやる、もしくはたまにやるのがいい。
テレビ局員の有馬が、初回から出続けて、主人公の手伝いみたいなことをしてるけれ
ども、これはずっと主人公の取材を続けているという解釈でOKなのかな? 取材期間
の長さに比して、取材対象は著名人とは言えず(父親が検察の偉いさんという点はア
ピールポイントかもしれませんが)、冤罪事件の逆転無罪を勝ち取るという流れはそこ
そこセンセーショナルですが、裁判で勝ったり負けたりとあっては、費用対効果の点で
テレビ局がお金を出し続けるとは考えにくい。過去の事件絡みで、有馬は何らかのネタ
を掴んでいるのかしらん。
ていうか、前回のエピソードは疑問符の付く判決が出たんだから、それを素にニュー
スなり番組なりに仕立てるようなことを、有馬はしていないのだろうか。
ではでは。