#773/3612 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/02/03 20:11 ( 36)
ミアタリは当たりか外れか 永山
★内容
WOWOWのドラマ「盗まれた顔〜ミアタリ捜査班〜」第四回を録画視聴。ネタバレ
注意です。
中国マフィアと接触していた日本人男性の川本は、公安の人間だと分かる。須波の死
は、川本による偽装で、川本の手配によって中国マフィアの組織に潜り込み、暗躍して
いた。その須波からの電話を受け、待ち合わせ場所へと向かった白戸だったが、その場
に須波は現れず。川本とつながりの強いマフィアの動きを把握するために、白戸を使っ
たと考えられた。言い換えると、川本と須波はすでに仲間ではなく、川本らは須波を殺
そうと追っている節がある。白戸が狙われたのも、須波のかつての部下である白戸が中
国マフィアの一人を逮捕した結果、須波の死の真相に気付くことを恐れたマフィアが動
いたものだ。
やがて公安の人間が日本リングという外資系機器メーカーに頻繁に出入りしているこ
とが分かる。ついこの間捕らえた殺人容疑の男・塚本が、日本リングの関係者で、はめ
られらと主張し続けていることを聞き及んだ白戸は安藤を伴い、直接話を聞きに出向
く。塚本はアリバイがもみ消されたこと、会社が歯科医を使ってDNAサンプルを集め
ていたこと、DNAデータが警察などに売られていることを証言するが、直後に激しく
嘔吐し、絶命する。迂闊に動けないことを悟った白戸らに、マフィアの手が迫る。安藤
が夜道、赤い帽子の男に注射器で襲われ、ヘビ毒を注入されかけるが軽傷で命は取り留
めた。
そんな折、家に一人でいた白戸が酔い潰れたのを見計らって、須波が侵入してくる。
須波は意識朦朧とした白戸に対し、大まかな状況とある計画の存在を打ち明け、「俺の
顔を見付けろ。覚醒しろ」と言い残して消える。
――粗筋はこんな感じ。やや前後しております。
うーん。次回(昨日放送済みですが)で最終回ってことで盛り上げては来ているので
すが、夢か幻かといった映像の多用で、何となく胡散臭い仕上がりになっているのが残
念。
原作者である羽田圭介の作品を一つも読んだことがないので想像になりますが、純文
学畑の人がエンターテインメント系に幅を広めようとしている途中の作品て感じが一番
近いかも。手際がエンタメのそれとはちょっとずれてて、気持ちよくない。もっともて
なしてくれよと思う。
あと、白戸の家に須波が楽々と侵入したくだりで疑問に感じたのが、だったら他のマ
フィアの連中は何をやってるんだと。白戸を本気で始末したいのなら、留守中に忍び込
んで飲食物に毒を仕込んでおけばいいじゃないの。ちぐはぐな印象が拭えない。
期待値をずーんと下げて最終回を迎えますが、ハードルが低くなったことが案外吉と
出るかも(苦笑)。
ではでは。