AWC 吊しがないのはいい便り?   永山


        
#696/3621 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/19  21:54  ( 28)
吊しがないのはいい便り?   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」最終話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 二〇一七年十二月、一家四人が死傷する惨事が発生。リストラに遭って精神的に参っ
ていたことなどから、父親により無理心中だと判断された。しかし、奇跡的に一命を取
り留めた長女・莉子が長い眠りから意識を回復したことで、捜査が動き出す。事件前後
の記憶をなくしていた莉子だが、徐々に思い出していく。その脳裏に浮かび上がった記
憶の映像は、血塗れで横たわる父を見下ろしているところだった。長女より先に父親が
倒れているのなら、父親による一家心中ではない。果たして当夜、一家に何が起きたの
か。
 ――今回は最終回ってことで、さわりのみ。多分、この話も本家「コールドケース」
にだいぶ似通ったエピソードがあったような。
 シーズン2最終話で、締め括りらしい展開になっています。主人公の生命の危機とか
ね。で、欧米のこの手の連続ドラマであれば、次のシーズンを作ることを見越して、で
もキャストを確保できるかどうか未確定なので、主要なレギュラーメンバーの立ち位置
を曖昧にして終わらせることが多いと思います。生命の危機もその一つ。いわゆるクリ
フハンガーってやつ。宙ぶらりんにして、決着を見せない。
 だから、本作の最終話もクリフハンガーするものと思って観ていたのですが、やはり
日本のドラマらしいと言うべきなのか、宙ぶらりんの揺れを止めて、決着を見せてくれ
ました。これは視聴者としては、どう受け止めるべきなのか。次のシーズンも製作が決
定しているからなのか、それとも逆にこのシーズンで完結と決まっているからなのか。
 折しも、主演の吉田羊が英国留学を発表し、しばらく日本の芸能仕事を離れるとか。
でも、期間は半年を予定と、ちょうどいい長さと言えなくもない。
 そう言えば、今回は物語の現代軸が二〇一八年ぽかったような。今シーズン他のエピ
ソードは、二〇一九年になってることが多かったはず。最終回と思わせておいて実は今
シーズン第一話よりも前の話だった、という仕掛けかも? ただ、前回第九話とのつな
がりからそれはあり得ないはず。

 ではでは。





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