AWC あり得ない設定二つ   永山


        
#9085/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  16/10/31  20:36  ( 31)
あり得ない設定二つ   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「IQ246」第三話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 その前に、知能指数の値が246というのはあり得ないんだそうで。ついでに、八十
九代目にもなるような家系も、今の日本では存在しないんだとか。これらの点をもっ
て、ストーリーの善し悪しを論じるつもりはありません。
 三回目にして早くもネタ切れ気味か。倒叙推理にしては使い古された、かつ、芸のな
いやり方で犯人を落としたなあ。ミステリの部分が薄味なのを、執事の昔の恋人ネタで
引っ張っただけ。犯罪プランナーのMですが、完全犯罪を教えるという割に、こんなお
粗末な指導ぶりでは、とても完全犯罪なんて無理でしょう。
 法門寺の推理の中で、盗聴器が仕掛けられていることに気付いた理由が分からない。
強盗殺人犯役を引き受けた男の妻が来たのも、たまたま見掛けただけで、あのあとすぐ
に追跡しないと、簡単には突き止められない気がするし。
 織田のポアロっぽさに拍車が掛かり、作風のコロンボへのオマージュが復活した。特
に語るべきのない回でしたが、ラストで法門寺がMの盗撮に気付いている風な台詞を吐
いたのは、進展か。次回でちゃんとフォローして欲しい。

 NHKのドラマ「スニッファー嗅覚捜査官」第二話を録画視聴。こっちのドラマの設
定も、現実にはあり得ないと言えばあり得ない(汗)。
 初回、場面のつなぎが飛ばしすぎでよくないと苦言を呈しましたが、今回はよかっ
た。同じ飛ばしでも、視聴者がつながりをしっかり推測できるようになっていた。
 事件の方は今回も薄味。ドラマ性はあるけれど、それとてシンプルだし。ややこしけ
ればいいものではもちろんないけれど、もうちょっとくらい入り組んだ話にしてくれて
もいいんじゃないかと。
 初回ではどちらかと言えば無能っぽく描かれた刑事は、射撃の腕前で面目躍如。た
だ、この特技では、今回のようなエピソード以外では活かしにくいような。
 そして主人公・華岡の嗅覚は、相変わらず万能過ぎる。そこは設定だから我慢すると
しても、一般的な鑑識が役立たずになっているのはよくない。
 本筋の事件とは別に、華岡の娘が犯罪に巻き込まれているようなシーンが差し込まれ
たので、これが縦糸になるのかな。感情を表す匂いは解明されていないという前振りが
ありましたが、今回限りのものなのか、縦糸の事件に絡んでくるのか。

 ではでは。





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