#7053/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 12/02/03 21:39 ( 21)
点一のサブタイ 永山
★内容
BSフジ「警部補古畑任三郎」のテレビ欄の説明に、“狂言誘拐を装った殺
人”とあった。
笑福亭鶴瓶が犯人の回「殺しのファックス」のことなんですけど、あれ、狂
言誘拐を装ってはいないだろう。少なくとも“誘拐を装った殺人”、できれば
正確を期して“誘拐殺人を装った殺人”と表現しなくては。
それにしても観返してみるに、初期の古畑シリーズって、サブタイトルが下
手だなあと感じます。ほとんどが直接に過ぎるし、面白味を欠く。「死者から
の伝言」「動く死体」「殺人特急」「殺人公開放送」なんて、作るのに乗り気じ
ゃなかったのかなと思わせるほど。「殺人リハーサル」や「最後のあいさつ」
は、先行作品へのオマージュなんでしょうが。そんな中、「さよなら、DJ」
だけはしゃれているように感じます。
刑事コロンボシリーズのサブタイトルは、優れた邦題が多かったように記憶
していますが、種本などを読むと英題も素晴らしいと思える。
逆に、コロンボシリーズの邦題における勇み足というか大失敗は、Mr.ス
ポック役の人が犯人を務めたアレで決まりでしょうね。サブタイでトリックを
ばらしてはいかん。
サブタイから離れると、「殺しの序曲」で、英語の言葉遊びパズルを見事、
日本語に置き換えていたのには感心したな〜。
ではでは。