#7033/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ *** コメント #7032 ***
★タイトル (mor ) 12/01/21 00:00 ( 21)
救出時の罠・守屋
★内容
そうですね。現実には、
>誘拐被害者の家族が人質の救出に(単独で)出向くことは、なかなか考えにくい状況で
はないかと(たとえば警察関係者が被害者家族なら話は別)。
考えにくいを越して、ありえないでしょうね。小説化しようとずいぶん調べたので、
はっきり「ない」と断言できるくらいです。
なぜなら、警察は被害者家族が2次被害に遭うことを恐れています。マスコミや市民に
よる警察バッシングも怖いことですが、同業者による評価の下落はもっと怖いのです。
だから、家族に身代金を持たせて指定された現場へ行かせる……という小説やドラマの
筋書きは、ぶっちゃけ、ありえないのです。
ただ、犯人が被害者家族の知り合いである可能性が高い場合や、顔見知りらしき人物
を身代金の運び役に指定した場合は別で、人質の安否との兼ね合いもありますが、警察
も譲歩せざるをえません。それでも、子どもの母親はまずダメでしょうが……。
そういう面で、うまい設定だと思ったのは、野沢尚「リミット」でした。
家族の友人や子どものママ友が、本人も意味がわからないまま、頼まれて情報を伝え
たとしたら、どうかなあと思うのです。キーワードで、警察には意味不明だが、父親か
母親かだけにはわかる、みたいな。