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★タイトル (XVB ) 11/06/19 04:50 ( 20)
再度アップ>絵本感想>セロ弾きのゴーシュ $フィン
★内容
セロ弾きのゴーシュ」
作: 宮沢 賢治
絵: 赤羽 末吉
出版社: 偕成社
税込価格: \2,100
(本体価格:\2,000)
発行日: 1989年
ISBN: 9784039634603
賢治の話はどれも好きですが、音楽(ピアノ)を習っている姪っ子にはこの絵本が喜ぶ
だろうと思って、寝る前に読んであげました。途中まで読んでは眠り、途中まで読んで
は眠り、全部の話が完結するまで3日もかかりました。
最初聞きにきた猫にはとってもひどいことをして、かっこうには少し悪いことをして、
たぬきには普通で、最後のねずみにはパンまでやっている。この順番が反対だったら意
地の悪い物語になったでしょうが、悪い→優しいで正解。ゴーシュが動物たちとどうか
かわるかで、ゴーシュの優しさを感じます。そしてゴーシュは動物たちに音楽を教えて
いるようで実は動物たちから音楽を教わっていたのかもしれませんね。
最後のページで、その場にいないかっこうに謝るところでなんともいえない気持ちいい
余韻が残ります。