#5919/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 10/01/14 21:44 ( 22)
とりとめもなくトリックの安全性 永山
★内容
BS2で刑事コロンボを観ながら思ったこと。
こういう風に、ある部屋にいると見せ掛けて抜け出し、車でターゲット宅ま
で行き、殺人を犯してから元の部屋に戻ってくるというアリバイ工作ってのは、
ドラマなどで割とありますが……この計画で行こうとよく決心できるなあと、
作中の犯人に感心してしまう。
いくら人払いしてあったとしても、どんなハプニングが起こるかしれたもの
じゃない。いつ何時、人が飛び込んでくるか分からない。それだけじゃなく、
現場と部屋とを往復する間も、やはりハプニングが起きるかもしれない訳で。
車が事故を起こすとか、渋滞に巻き込まれるとか、検問に引っ掛かるとか。さ
らに、顔見知りに目撃される危険性だって皆無じゃない(今日のコロンボでは
変装していましたが)。
てことで、私がもし殺人を計画するなら、こんな方法は採らないと思う。採
れないというべきか。
この手のトリックを用いるぐらいなら、時刻表の間隙を縫うアリバイトリッ
クを編み出して臨みます。
尤も、現実世界で統計を取ってみれば、列車が何らかのトラブルで遅れる確
率の方が高い気がする。そういう気がするのに、時刻表トリックの方を選びた
くなるのは……ハプニングが起こり得る“落とし穴”の数が、抜け出しトリッ
クだとたくさんあるせい、かな? 時刻表トリックなら、“落とし穴”は一つ
だけ。何となく、安全な印象を受ける(笑)。
ではでは。