AWC 作者が作者   永山


        
#5130/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  08/08/30  20:09  ( 29)
作者が作者   永山
★内容
 お題募集中〜。締め切り予定日まで、今日を含めてあと二日。

作者が登場人物>
 “タイトルに主人公名”からの連想で、作者が登場人物になっているパター
ンについて、ちょっとだけ考察を。主にミステリの場合をば。

・作者が探偵と同姓同名
 必ずしも、作者と作中の探偵が同一人物(として描かれる)とは限らない。
エラリー・クィーンや法月綸太郎が筆頭でしょうか。でも、作例はさほど多く
ない。自分の名前を自作の名探偵に付けるのは、自信の表れなのかしら。

・作者がワトソン役
 こちらは文字通りのイコールに設定するケースが多い。まあ、ワトソン役と
は記述者役のことですから、そのまんまとも言える訳で。ミステリにおいて、
このように設定するのは分かり易さや遊び心かな。ただ、「事件簿を小説化し
て出版している」とまで設定するのは、実際にはかなり無理があります。関係
者から訴えられ、負ける可能性大。しかし、そういう設定にしたくなる気持ち
も理解できる(苦笑)。

・作者が探偵の友人
 物語とはほとんど関係なしに、作者がちょい役で顔見せする。漫画や映画に
も結構ある? 前述の“作者がワトソン役”と類似性が高い。

・作者が神(もしくは神的立場)
 作品世界を支配する存在として、作者が登場しちゃう。通常、メタ小説にな
りますね。うまく扱わないと何でもありになって、物語として散漫になる可能
性が高いように、個人的には思います。

 ではでは。





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