AWC 感想>神狩り2 リッパーその3 $フィン


        
#3360/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (XVB     )  06/05/11  00:45  ( 14)
感想>神狩り2 リッパーその3 $フィン
★内容
神狩り2 1980年5月 光州 
1人の日本人と1人の韓国人との出会いです。この日本人の特徴、「どこか体でも毀
(こわ)しているのではないか。ひどく痩せて、顔色が悪い。が、そのくせ。ときおり
見せるその目の鋭さは、尋常なものではない。たまさかにではあるが、異常なまでにぎ
らついて、人をさすように見る。これは何かにとり憑かれている者の目ではないか。何
かにとり憑かれているのだろう」こういう表現山田正紀好きですね。山田正紀は神に幾
度も挑戦して、勝ち負けという低レベルの戦いじゃない、神の大きさ残酷さに何度も挑
戦するものを書くときにこういう男を書きますね。作者の癖というものでしょうか。 
そしてこの神に挑戦した1人の日本人と、1人の韓国人が、古代文字を前にこの文字を
とうしたらいいかと問答をする。しかしこの言葉は、地球人種が読めるはずじゃなく、
神の言葉であるとの結論がつく。そしてこの章の最後の方に、この日本人が、神狩りで
も活躍した島津圭介であることがわかる。この神狩り2では、この島津圭介はあんまり活
躍しないのですが、特別ゲストとして、ちょこっと出てくると、山田正紀のファンサー
ビスとして、読者はちょこっと喜んでしまいます。





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