#2710/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 05/02/02 00:30 ( 56)
CMのバージョンまた変わった 永山
★内容 05/02/02 00:31 修正 第2版
「ハウルの動く城」>
$フィンさん、どうも〜。
やはり男女の感覚の違いか、ハウルをそこまで格好いいとは思えなかったな
あ。もちろん、格好悪くはないけれど、ソフィーに優しくするシーンは、時折、
ちょっと「かゆい」感じがしましたし、単身、戦火に飛び込んで行くところは、
その心意気は共感できるものの、他にもやりようがあるだろうって気がしない
でもなし。
でも、弱虫やナルシストなところに、ハウルなりの「いい男」っぷりはしっ
かり出ていたようにも思います。
ソフィーの心の移り変わりについては、同感です。初対面のシーンは除くと
して、高校生ぐらいの息子を持った母親の視点から、かなり唐突に、憧れの男
性に対する少女の視点に変化した印象。じっくり描くか、もっと端的に変化を
納得させる挿話が欲しかったかな。
ついでに。
映画の宣伝文句と断片的な映像から、私が想像していたストーリー。
ソフィーは最初からおばあさんの姿で登場する。つつましい生活を送ってい
るが、心身ともに大変元気。時折、山に登ってきのこ狩りをすることも。
ハウルは元はよい魔法使いだったが、美輪明宏(「荒地の魔女」という名を
知らなかった(笑))の恨みを買い、邪悪な心を植え付けられる(=悪ハウル)。
悪ハウルは動く城に乗って、各国を荒して回っている。と言っても、無茶苦茶
な悪党というのではなく、好き勝手に振る舞う自由人的なイメージ。
話が進むにつれ、ソフィーが実は少女で、ハウルの恋人だったが、悪ハウル
の魔法により九十歳にされたことが明らかに。
動く城がソフィーの住む町にやって来た(戻って来た、かな?)。ソフィー
は昔のハウルに戻って欲しくて、一大決心をして城に向かう。案山子のお化け
の助けを借り、(何故か(笑))掃除婦として雇われることに成功。しかし悪ハ
ウルは記憶を一切合切なくしており、ソフィーを見ても何も思い出せない。た
だ、老ソフィーの働きぶりや性格を好ましく感じ始める。
やがて何かのきっかけ(二人に共通の思い出の品とか)で、ハウルの記憶が
蘇りそうになる。それを察した美輪魔女が自ら乗り込んで来て、一層強力な魔
法を掛けようとする。が、ソフィーの機転により不発、敗北を喫す。
美輪魔女が滅んでも、ソフィーは元に戻らない。ソフィーをおばあさんにし
たのは、悪ハウルだから。その悪ハウルも、美輪魔女が滅んだことで今や元の
いいハウルになり、掃除婦のお婆さんが恋人ソフィーだと思い出したが、彼女
を戻すことはできない(少なくともすぐには)。
ソフィーに掛けられた魔法を解く術を知るべく、ハウルの動く城は旅立つ。
……と、ソフィーが振り返らないバージョンのCMしか見ていなかった時点
では、ここで終わり。
振り返るバージョンCMを見てからは、さらに続けて――。
いくら探しても魔法を解く術は分からない。ソフィーは「もういいわ。充分
してくれた」と言い出す。当初、絶対に見つけると豪語していたハウルだが、
この頃には自信が揺らいでおり、ふっと漏らす。「そうだな。俺がソフィーと
同じ九十歳になれば済むことだ」
そして、自らに魔法を掛けようとするハウル。それをやめさせようとするソ
フィー。もつれ合って階段かどこかを転がる二人(どこかで観たシーン(笑))。
階下まで転げ落ちたハウルが、ソフィーを見て驚き、喜ぶ。事態を理解できな
いソフィーの前に、鏡が差し出され……。
こんな感じで。何で戻れたのかは、観客の想像に任せます(汗)。というか、
「紅の豚」に似てしまうな、これでは。
ではでは。