#2586/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (GSC ) 04/12/29 00:25 ( 50)
第二次大戦に学べ /OAK
★内容
幸いにして、日本国では60年余の平和が続いているが、この平和に至る
までの経緯、特に第二次大戦の悲惨さを忘れてはならない。
戦時中は、「憎き米英踏みつぶすのだ」などと軍歌に歌ったごとく、死に
ものぐるいで戦ったのに、敗戦と同時に日本国(日本人)は嘘のようにおとな
しくなり、アメリカに骨抜きにされ、完全に服従してしまった。私は子供心
にも「あれはいったい何だったんだ?」と不思議に思ったくらいである。
@引用開始@
まぁ、イ
ラクに関して「【大量破壊兵器】がぁぁ」って大嘘こいて戦争おっ始めた帝国主義国
に、ついてった実績があるから、某国も味をしめたんだろう、「アイツなら、ちょっと
不安を掻き立てれば縋り付いてくる」って手持ちの都合良いカードとして、確保された
ってことでもあるんやろなぁ、
@引用終了@
現在のイラクに比べ、わが国の戦後はまことに静かだった。その理由を私
なりに分析、要約してみる。
1 「大日本帝国」は「大東亜戦争」によって、エネルギーを完全に消耗
しつくし(「連合国軍」に完膚無きまでにたたきのめされ)、抵抗や反抗を
する気力も無くなっていた。(但し、「本土決戦」にならなかったのが大きな
救いであり、その為に努力してくれた人たちの功績は偉大である。)
「日本人はいさぎよい」という声もあるが、熱しやすく覚めやすくて、いっ
たん駄目と決まるとあきらめが早いとも言える。
疲弊しきった日本人に対し、「民主主義国アメリカ」が、手のひらを返す
ように優しく親切な援助をしてくれれば、感激して何でも言うことを利く筈で
あり、「憎き米英」が「すてきなアメリカ」に一変し、思想信条までもが百八
十度転換してしまった。
2 人は洗脳されやすく、「長い物には巻かれろ」となりがちで、拠り所を
ほしがるものである。『長い物、拠り所』が、軍国日本や天皇陛下から、アメ
リカ軍やマッカーサー元帥に替わっただけのことである。
それが証拠には、戦争中絶大な人望を集めていた東条英機(元 首相)に対し、
日本が戦争に負けるやいなや非難ごうごう、大悪人のレッテルを貼ってしまい、
「極東軍事裁判」なるいかがわしい法廷において、絞首刑の判決が出ても、
「やむなし」どころか「当たり前」と言って公然とうっぷんを晴らす人間が
大勢いた。軍事裁判で「戦争犯罪人」を弁護して、判決にはっきりと反対した
のは、インドの裁判官一人だけだったとか…、その辺りのことはあまり詳しく
知らないが、少なくとも日本側からの反論や嘆願はほとんど無かったように
記憶している。もしもあのとき、天皇の処刑判決が下されたとしても、日本
国民は多分それを認めて正当化したのではあるまいか。こういう冷たさや変節
は、日本人に限らず人類一般のものかも知れないが、何とも不可解と言わざる
を得ない。
イラク情勢をとりまく現状は、いじめの構図そっくりである。いじめる側と
いじめられる側および中間派。いじめの主犯、積極的にその尻馬に乗る者、
消極的に従う者、傍観者、心の中では悪いと思いつつもはっきりといじめを
止める勇気のない者、消極的な反対者、公然と反対する者、いじめられる側に
味方する者…。日本は、自己の立場(現在の裕福さなど)を守るために「尻馬
に乗る奴」に属していて、「最も悪質な(あるいはずるい)」態度をとって
いるのではあるまいか? 政治家や一般国民は、そこの所を自覚し、冷静に判断
しなければいけない。