#2483/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (lig ) 04/11/10 21:53 ( 54)
本の雑感>清涼院流水、佐藤友哉 らいと・ひる
★内容
<講談社ノベルス
清涼院流水の本の値段に驚く。こんな薄いのにこの値段? 分厚すぎるとち
ょっと手が出ない。まあ、そんな時の図書館なんでお試しで一冊借りてくるも
のの、個人的にはキャラクターの薄っぺらさ気に入らない。読んだのは『キャ
ラねっと』。選んだ本が悪かったのか。
そんなこんなで最近は佐藤友哉の鏡家サーガを読み進める。とりあえず『フ
リッカー式』を読んだ感想が「なんじゃこりゃ」。面白いのだけど、最後のオ
チには腰砕け。でも、裏表紙のあらすじみたいな宣伝に書いてあった。「こん
な馬鹿げた世界が」と。気付かない自分が悪いのか。
『エナメルを塗った魂の比重』はカニバリズムの少女の話もあるのだけど、
あまり生臭くないのが読みやすく感じられた。だが、物語で語られる「オタク」
に関しては、その表面上の生臭さだけをすくい取った感じが見受けられる(前
作フリッカー式よりもさらに生臭い)。つうか、元ネタわかる人がどれだけい
るのだろう。結構ネタ知らないと物語について行けないようなものもあったの
で、一般人はこれをどう読むかが気になる。
でも個人的には清涼院流水よりも気に入っているかもしれない。ただ、キャ
ラクター造形から見ると西尾維新の方が好みではある。
感想レスのレス>永山さん
ヘイゼルアイに関しては、読んだ当初は検索して探したりしました。ですが、
ほとんどひっかからなかった覚えがあります。それで、今日試しに検索してみ
たら「教えて!goo」にヘイゼルアイについて質問をしていた人を見かけました。
それも2年前(苦笑)
答えはほぼ永山さんの訂正したものと同じです。
ただ、質問者も「ヘイゼルアイ」を左右の色の違う目だと本で見かけている
と書いているので、もしかしたらそういう説があるのかもしれませんね。
色が変わる目というのをChameleon Eyes(カメレオン・アイズ)とも呼ぶら
しいですが、私としてはどちらもあまりなじみがなかったりします。最近、フ
ァンタジーものを読まなくなったからかもしれません。
永山さんのことですから、ヘイゼルアイ(色が変化していく意味)を推理物
のトリックに使えないかと考えているのではないでしょうか。オッドアイもキ
ャラクタ造形以外の目的で物語に絡ませれば(トリック等で)面白くはなりま
すよね。幻想的ではあるけど、超常的ではありませんしね。とは言ってみたも
のの、そういうものをうまく使ったミステリがもうすでに存在しているのかも
しれませんので、あまり調子のいいことは書かないでおきます。
ちなみに「教えて!goo」にアップされた「ヘイゼルアイ」の質問は下記のア
ドレスです。まだ未見で興味がおありでしたらご覧になってください。所詮、
素人の解答なのでどこまで信用できるかわかりませんが、興味深い解答ではあ
ると思います。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=313290